中国・山東省で「対話山東-日本・山東産業協力交流会」を開催
2024年7月
ジェトロは7月31日、山東省人民政府ならびに中国国際貿易促進委員会(CCPIT)とともに「対話山東-日本・山東産業協力交流会」を山東省済南市で開催し、石黒理事長は主催者として挨拶しました。また、交流会の前日には中国・山東省の林武(りん・ぶ)書記と会談しました。
山東省最大の日中経済交流イベントである本交流会は、今年で5回目の開催となります。新型コロナウイルス関連の防疫規制緩和を受け、済南市で初めてのリアルを主とした開催となり、山東省の林武書記、周乃翔(しゅう・だいしょう)省長をはじめとする約800名の山東省と日本の企業や政府関係者が参加しました。石黒理事長は、主催者挨拶で、「日本と山東省との経済関係をさらに緊密化するため2004年8月に開設したジェトロ青島事務所が今年20周年を迎えたこと。その間、多くの日本企業が進出し、山東省は、世界的に見ても10指に入る有数の日系企業の集積地となったこと。山東省の幅広い産業の規模・厚みから新たな日中ビジネス連携の可能性があること」を紹介しました。林書記は、山東省においてハイレベルの対外開放を深化させ、引き続き山東省と日本が低炭素・グリーン産業などにおいて共に発展する機会を生かし、互恵関係のレベル向上を実現させることへの期待を示しました。
また、併催のマッチング交流会は、環境保護・省エネ分野と高齢者産業分野でそれぞれ開催され、合わせて日本企業(在中国日系企業を含む)34社、中国企業延べ約220社が参加し、盛況でした。
なお、石黒理事長は、イベントに先立ち7月30日に林書記と会談し、ジェトロが山東省政府と締結しているMOUに基づき、ビジネス環境改善や日中企業間連携を強化していくことを確認しました。
対話山東-日本・山東産業協力交流会
石黒理事長による挨拶(山東省CCPIT提供)
マッチング交流会