G7に合わせ「日越ビジネスラウンドテーブル広島」を開催
2023年5月
ジェトロは5月21日、ベトナム計画投資省、在日ベトナム大使館、広島県とともに、広島市内で「日越ビジネスラウンドテーブル広島」を開催しました。
本会合は、ファム・ミン・チン首相が5月19~21日のG7広島サミット(主要国首脳会議)アウトリーチ会合に参加するのに合わせ、チン首相たっての希望で企画されたものです。政府・企業関係者ら合計100人ほどが出席し、ベトナム政府と日本企業との対話会合が実現しました。
ベトナム側からはチン首相のほか、チャン・ヴァン・ソン官房長官、グエン・チー・ズン計画投資相、ホー・ドゥック・フォック財政大臣、グエン・ヴァン・タン交通運輸大臣などの政府要人が参加しました。また日本側からは、田邉昌彦広島県副知事、石黒憲彦ジェトロ理事長、小林史明衆議院議員のほか、マツダ、広島銀行、ローツェ、マツオカコーポレーション、広島トヨタ自動車、テンパール工業、三井住友銀行に加え、中国経済連合会、九州経済連合会、四国経済連合会といったベトナムで活躍する企業・団体の代表者が参加しました。
冒頭のあいさつで、石黒理事長は「5月上旬にベトナムを訪問して会談した際、チン首相が日本企業の声に耳を傾け、日本企業が操業しやすいよう、ベトナムの投資環境を改善すると約束してくれた」と、今回の会合が実現した経緯を説明しました。また、ベトナムと密接な関係性を有する各社・団体がメッセージを届けることで、両国の経済関係がさらに強化されることに期待を寄せました。
続いて日本側の9社・団体が発言し、各種行政・許認可手続き簡素化の必要性などを要望しました。これに対しチン首相は、日本企業はじめ外国人投資家にとって望ましい条件を整備すると表明。日本企業が強みをもつ裾野産業、電子部品、再生可能エネルギー、デジタルなどの分野で投資を強化し、ベトナムと共に成長を続けることに期待を示しました。
石黒理事長による開会挨拶
日本企業の発言にコメントをするチン首相
会合の様子