フィリピン初の「大型対日投資シンポジウム」開催
2017年2月
ジェトロは2017年2月14日(火曜)、フィリピンで初となる「大型対日投資シンポジウム」を、首都マニラで開催しました。120名が参加した本シンポジウムには、製造・通信分野で日本に進出しているフィリピン企業2社の他、ジェトロの赤星副理事長が登壇し、日本の投資環境や日本でビジネスを行うメリットについて情報発信を行いました。
フィリピン企業に対日投資を呼びかけ
基調講演に立った赤星副理事長は、アベノミクスや各種規制緩和効果によって好調な日本経済について紹介するとともに、フィリピンについては「海外投資のステージに入った」と述べ、同国からの対日投資に期待感を示しました。また対日投資有望分野として、観光関連ビジネス、在日フィリピン人向けビジネス、OEMやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)分野での日本企業向け営業拠点開設などを挙げました。
ジェトロ赤星副理事長による基調講演
会場の様子
フィリピン企業2社が日本進出のメリットを紹介
続いて、日本に拠点を有する製造および通信分野のフィリピン企業の幹部が登壇し、それぞれ日本進出のメリットについてプレゼンテーションを行いました。電子部品の受託製造をするIntegrated Micro-ElectronicsのTan CEOは、「日本の進んだ知識・技術を学んだ当社は、日本だけでなく、グローバルな競争力を強化することができた」と述べました。またフィリピン最大の通信事業者であるPLDT GlobalのRamos上級副社長は、「在日フィリピン人が増加しており、このことが、フィリピンによる対日投資を後押しするだろう」と述べるとともに、日本進出にあたって同社が利用したジェトロサービスを紹介しました。質疑応答セッションでは、来場者から対日投資トレンドや日本の投資優遇制度などについて質問が出されるなど、フィリピン企業の対日投資への関心の高さを伺わせました。
IMIのTan CEOによる講演
PLDT GlobalのRamos上級副社長による講演
地方自治体などがPR・個別相談コーナーを設置
シンポジウム後のネットワーキング・レセプションでは、神奈川県および大阪(大坂府・大阪市・大阪商工会議所)がPRコーナーを設置し、それぞれの地域の魅力や投資インセンティブ、サポート体制などについて情報提供を行いました。個別相談コーナーを設置したジェトロも、フィリピン企業から寄せられた相談に対応しました。
自治体PRコーナーの様子
フィリピン対日投資シンポジウム概要
日時 | 2017年2月14日(火曜)9時30分~13時00分 |
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会場 | New World Makati Hotel |
主催 | ジェトロ |
共催 | 経済産業省(METI) |
後援 | 在フィリピン日本国大使館、フィリピン貿易産業省(DTI)、比日経済合同委員会(PHILJEC)、フィリピン商工会議所(PCCI)、マカティビジネスクラブ、 他4団体 |
来場者 | 120名(うち報道関係者10社13名) |
プログラム概要 |
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