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各国首脳を迎え「メコン5カ国経済フォーラム」開催

2015年7月

7月3日、ジェトロは来日したメコン5カ国の首脳(カンボジア:フン・セン首相、ラオス:トンシン・タンマヴォン首相、ミャンマー:テイン・セイン大統領、タイ:プラユット・ジャンオーチャー首相、ベトナム:グエン・タン・ズン首相)を迎え、「メコン5カ国経済フォーラム」を、経済産業省、国際機関日本アセアンセンター、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)とともに都内で開催しました。各国首脳自らがメコン5ヵ国の魅力や今後の発展可能性、ビジネスチャンス、日本企業への期待などについてそれぞれ基調講演を行いました。

フォーラム冒頭の挨拶に立ったジェトロの石毛理事長は、今年で7年目を迎えた日メコン首脳会議の第1回目の会合が開催された2009年当時と比較して、メコン地域の物流インフラが飛躍的に発展し、日本企業にとって同地域が世界で最も重要な生産・販売拠点のひとつに成長したと評価しました。

基調講演でカンボジアのフン・セン首相は、政府は2030年までの中高所得国入りを目指して、(1)国内外からの投資促進、(2)中小企業の育成、(3)法環境の整備、(4)人材育成やインフラ整備など各支援政策のコーディネートの4つを柱とする「新経済成長戦略」を推し進めると述べました。

ラオスのトンシン首相は、メコン地域の中心に位置し、5か国と国境を接しており、地理的に優位であるとし、近隣諸国との物流および投資ビジネス環境の整備を進めるラオスへの投資を期待すると述べました。

ミャンマーのテイン・セイン大統領は、ミャンマー、タイ、日本との3ヵ国での将来的なダウェーの開発に対し期待を表明しました。

タイのプラユット首相は、メコン地域の発展・強化に向け、(1)国内外の輸送網の整備、(2)国境SEZの開発、(3)地域統括拠点や国際調達拠点機能の強化、(4)ダウェー深海港及び経済特区の開発、(5)貿易投資の円滑化、の5点を進めていると発言しました。ダウェー深海港と経済特区開発への、日本の協力に感謝の意を示されました。

ベトナムのズン首相は、更なる発展に向けて、(1)金融システムや国営企業など経済構造改革の推進、(2)行政改革の推進、(3)交通と都市を第一としたインフラの集中的な開発、(4)経済に重点を置いた国際統合の推進に力を入れていくと述べました。


メコン5ヵ国首脳との集合写真:(左から)ERIA西村事務総長、カンボジアのフン・セン首相、ラオスのトンシン首相、ミャンマーのテイン・セイン大統領、タイのプラユット首相、ベトナムのズン首相、ジェトロ・石毛理事長

続く、第2部では「ASEAN経済共同体(AEC)後のメコンの発展可能性とビジネスチャンス」について、ジェトロが講演したほか、カンボジア、ラオス、ベトナムの閣僚クラスから 具体的な各国の投資環境の魅力について説明がありました。また、第3部では、「ダウェー・セッション」として、タイとミャンマーの関係閣僚が同プロジェクトの詳細を発表した他、ERIAからはその経済効果について説明がありました。

※当日のプレゼンテーション資料は、日本アセアンセンターのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにてご覧いただけます。

メコン5カ国フォーラム概要

開催日時 2015年7月3日(金曜)13:00~17:00
会場 ホテルニューオータニ「鳳凰の間」
主催・共催 日本貿易振興機構(ジェトロ)、経済産業省、国際機関日本アセアンセンター、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)
登壇者 ジェトロ 石毛 博行 理事長
カンボジア王国 フン・セン首相
ラオス人民共和国 トンシン・タンマヴォン首相
ミャンマー連邦共和国 テイン・セイン大統領
タイ王国 プラユット・ジャンオーチャー首相
ベトナム社会主義共和国 グエン・タン・ズン首相
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA) 西村 英俊 事務総長
ジェトロ 海外調査部アジア大洋州課 池部 亮 課長
カンボジア王国 ソクチェンダ・ソピア 首相補佐特命大臣・カンボジア開発評議会事務局長
ラオス人民共和国 ケンマニ・ポンセナー 商工大臣
ベトナム社会主義共和国 ド・ニャット・ホアン 外国投資庁長官
タイ王国 アーコム・トゥームピッタヤーパイシット運輸副大臣・国家経済社会開発庁(NESDB)長官
ミャンマー連邦共和国 セッ・アウン 中央銀行副総裁・ティラワSEZ管理委員長
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA) 木村 福成 チーフエコノミスト
経済産業省 石黒 憲彦 経済産業審議官