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ベルギー首相来日の機会を捉え、「ベルギー投資セミナー」開催

2015年5月

5月12日、ジェトロは来日したベルギーのシャルル・ミシェル首相、クリス・ペーテルス副首相兼経済・労働・貿易担当相を本部(東京)に迎え、在日ベルギー大使館とともに「ベルギー投資セミナー」を開催しました。

日本側主催者を代表して開会の挨拶に立ったジェトロの石毛理事長は、「高度なイノベーションの基盤を持つ日白両国の企業は、連携することで互いの競争力を高めることができる。両国間で最先端技術開発や販路拡大の動きが活発化することは、両国間の投資促進やそれぞれの雇用拡大にも貢献する」と指摘、イノベーション創造を通じて両国の協力強化と投資活性化が促進されることへの期待感を示しました。

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会場風景

続いて、来賓として参加した杉山晋輔外務審議官が安倍首相のメッセージを代読、来年が日・ベルギー外交関係樹立150周年に当たることから、経済分野を含む両国の協力・交流を一層強化したいと述べました。また、日本政府として取り組む成長戦略とベルギー政府の経済成長・雇用創出・財政健全化への取り組みを比較し、「同じ経済再生という目的を有する両国の英知を結集し、ともに経済成長を推進したい」との言葉で締めくくりました。

ベルギーのシャルル・ミシェル首相は、発足後半年が経過した同政権が海外からのグリーンフィールド投資を積極的に誘致している点に言及、「そのために労働市場の柔軟化やコスト削減といった課題に取り組む」と述べました。また、技術的基盤や整備された交通インフラを持ち、欧州における陸海空の交通の要衝を占める同国のメリットを強調、両国企業のパートナーシップ促進に期待を示しました。続いて挨拶に立ったクリス・ペーテルス副首相兼経済・労働・貿易担当相は、ベルギーの投資環境の特徴として、(1)EUへのゲートウェイ、(2)港湾・空港などの交通インフラの発達、(3)首都ブリュッセルが、EUやNATOが本部を置く国際的な意思決定の場である、(4)高い労働生産性、削減が進む労働コスト、外国語能力の高い人材、研究開発向け税制優遇、(5)他の欧州主要都市に比べて安価な不動産価格、(6)低い法人実効税率と両国間の二重課税防止条約、外国人にも暮らしやすい生活環境(優れたヘルスケアシステムや日本人学校)--の7点を挙げました。

なお、石毛理事長は本セミナーに先立ってミシェル首相、ペーテルス副首相と面談し、研究・開発分野を始めとする両国間の投資交流、今後の双方向の投資促進に向けた取り組み、両国間を含む日EU間の経済連携などについて意見を交わしました。

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ミシェル首相挨拶

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ペーテルス副首相挨拶

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石毛理事長挨拶

ベルギー投資セミナー「ベルギー、欧州とイノベーションへのゲートウェイ」

概要
開催日時 2015年5月12日(火曜)14:30~17:00
会場 ジェトロ本部(東京) 5階展示場
主催 在日ベルギー王国大使館、日本貿易振興機構(ジェトロ)
プログラム
歓迎挨拶 石毛博行 日本貿易振興機構(ジェトロ)理事長
来賓挨拶 杉山晋輔 外務審議官
ベルギー側主催者挨拶 ・「新ベルギー政府による経済計画(2014~2019)」シャルル・ミシェル首相
・「外国投資市場としてのベルギーの魅力」
 クリス・ペーテルス副首相兼経済・労働・貿易担当相
プレゼンテーション ・「税制から見るベルギーの欧州拠点としての優位性:物流と研究開発コストを減らし、知的財産収益を増やす」
 バート・アダムス財務省国際税務専門官
・ベルギーと周辺国の投資環境の比較」
 野村正智 日白協会兼商工会議所(BJA)投資委員会委員長
・他の欧州諸国と比較した欧州本部・研究開発拠点としてのベルギーの強み」
 ウィム・エイナッテン デロイト・ベルギー(国際税務)パートナー

・事例「ベルギーの研究機関との連帯におけるイノベーション」
 リュック・ヴァン・デン・ホーヴ IMEC社長兼最高経営責任者 
・事例「投資先としてのベルギー:マイクロエレクトロニクス分野」
 小柴満信 JSR株式会社代表取締役社長
・事例「ベルギーの大学との連帯におけるイノベーション」
 エリック・オーブルージュ リエージュ大学副学長
・事例「投資先としてのベルギー:ライフサイエンス分野」
 矢原均 株式会社カネカQOL事業部長