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ジェトロ・トピックス

「日本・モザンビーク投資フォーラム」を現地で開催

両国首脳参加での新たな経済パートナーシップのステージへ

2014年1月

フォーラム会場の様子

安倍総理大臣は、今年1月9日から15日にかけて中東・アフリカ諸国を歴訪し、わが国の総理大臣として初めてモザンビークを公式訪問しました。これに合わせ、ジェトロは、現地で「日本・モザンビーク投資フォーラム」を、国際協力機構(JICA)、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を加えた政府3機関共催により開催しました。

東アフリカの南端に位置するモザンビーク共和国(以下、「モザンビーク」)は、天然ガスや石炭を始めとした豊富な天然資源を背景として、アフリカの中でも特に力強い経済成長を示しており、2013年6月には、わが国とサブサハラ・アフリカとの間では初めてとなる投資協定を両国政府間で署名、今後経済面でわが国との交流がさらに深化していくと期待されています

両国政財界幹部・企業関係者ら約380名が出席

日本企業が信頼できるパートナーであると強調する石毛ジェトロ理事長

1月12日にモザンビークの首都マプート市内のポラナ・セレナホテル・ボールルームで開催された同フォーラムには、安倍総理とモザンビークのアルマンド・エミリオ・ゲブーザ大統領の両国首脳が出席。総理同行経済ミッション参加企業のほか、モザンビーク政財界幹部・企業関係者など、総勢約380名が参加し、両国間最大の経済イベントとなりました。

冒頭の開会挨拶で、ジェトロの石毛理事長は、モザンビークの高いGDP成長率を牽引する資源開発分野では、わが国もこれまで様々な形で協力してきたこと、そして2国間投資協定を契機に、今後さらにわが国からモザンビークへの投資拡大が期待されると説明。また、高い技術力を持ち、技術移転に熱心な日本企業は、モザンビークにとって信頼できるパートナーとなり得ることを強調しました。

安倍総理、官民一体の投資促進を表明

安倍総理は基調講演で、技術移転や雇用創出を伴うわが国の投資は、モザンビークにとっても非常に有益であり、わが国としては今後、官民一体となって投資を促進すると表明。また、「TIVAD V」での政策対話を踏まえて人材育成事業を拡充するほか、モザンビーク北部のナカラ経済回廊地域を中心とした開発に向け、今後5年間で700億円の包括的な支援を行うと表明しました。

挨拶をする安倍総理大臣

挨拶をするゲブーザ大統領

一方、モザンビークのゲブーザ大統領は、安倍総理を始めとする一行の訪問を歓迎するとした上で、本フォーラムでの官民合同対話や両国企業間の覚書(MOU)締結等を通じ、様々な形で両国のパートナーシップを形成することが投資を拡大させるとともに両国の関係強化につながると発言、強い期待感を示しました。

日本企業・業界団体トップ、広範な分野での貢献可能性を力説

フォーラムでは、JICAやJOGMECといった政府機関のほか、日本企業・業界団体5社・3団体(三菱商事、新日鐵住金、日揮、IHI、三井住友銀行、日本港運協会、日本埋立浚渫協会、国立国際医療研究センター)のトップ自らがプレゼンテーションを行い、資源・エネルギー分野に留まらず、インフラ開発や医療・金融分野など広範な分野において、今後日本企業が貢献しうることを力説しました。モザンビーク側からは4省庁(エネルギー省、国家石油院、商工省、モザンビーク投資促進センター)の各代表が、それぞれの分野における将来計画や投資ポテンシャルを紹介するとともに、日本企業とのパートナーシップ強化を期待する旨のメッセージを伝えました。

経済分野で6つのMOU締結、日本食コーナーも好評

なお、このフォーラムの中で、エネルギーと金融分野における両国企業間のパートナーシップを約束する6つのMOUが、安倍総理とゲブーザ大統領立会いの下、締結されました。また、本フォーラムに隣接する会場では、農林水産省による日本食フェスティバル「Enjoy Washoku ~Oishii JAPAN in Mozambique~」が開催され、日本人職人によるにぎり寿司のデモンストレーションが行われたほか、日本から空輸した食材による天ぷら、味噌汁、カレーライス、各種フルーツ(メロン、柿、りんご)等が振舞われ、モザンビーク側来場者から好評を博しました。

今回のフォーラムを通じて、両国間の経済パートナーシップがさらに強化され、日本食を始めとした文化交流も同時に図ることで、さらに多面的に発展していくことが期待されます。

MOU締結式の様子

にぎり寿司を実演する日本食コーナーの様子

日本・モザンビーク投資フォーラム 概要
日時
2014年1月12日(日曜日)13:30~16:45
会場
ポラナ・セレナ・ホテル グラン・ボールルーム
主催
ジェトロ、国際協力機構(JICA)、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、モザンビーク投資促進センター(CPI)、モザンビーク経済団体連合会(CTA)
参加者数
383名
プログラム
  • 開会挨拶
    ロジェリオ・マヌエル モザンビーク経済団体連合会(CTA)会長
    石毛博行 ジェトロ 理事長
  • 来賓挨拶
    加瀬 豊 一般社団法人日本経済団体連合会 サブサハラ地域委員会委員長
    アブドゥル・ラザック 鉱物資源省副大臣
  • 大統領挨拶
    アルマンド・エミリオ・ゲブーザ モザンビーク共和国大統領
  • 総理大臣挨拶
    安倍晋三 日本国内閣総理大臣
  • セッション1
    アントニオ・マンダ モザンビーク・エネルギー省 調査計画局 副局長
    カルロス・ザカリヤス モザンビーク・国家石油院(INP) 採掘部門長
    小林 健 三菱商事株式会社 代表取締役社長
    友野 宏 新日鐵住金株式会社 代表取締役社長兼COO
    重久 吉弘 日揮グループ 代表
    釜 和明 株式会社IHI 代表取締役会長
  • MOU締結式
    1. 「モザンビーク経済の長期的な発展に資する地場有力金融機関との業務協働」
      三井住友銀行=アブサバンク
    2. 「エネルギー分野に関する人材育成」
      千代田化工建設=モザンビーク国営炭化水素公社(ENH)
    3. 「天然ガスのGTL (Gas to Liquid) と商用利用に関するスタディ」
      JOGMEC・三井物産=モザンビーク国営炭化水素公社(ENH)
    4. 「LNG船保有・運行事業に関する共同取り組み」
      三井物産=モザンビーク国営炭化水素公社(ENH)
    5. 「油井管関連サービス会社設立に向けた協業」
      三井物産=ENHロジスティクス
    6. 「メタノールを原料にガソリンを製造し内需に充当する案件」
      丸紅=国営石油公社
  • セッション2
    ローレンソ・サンボ モザンビーク投資促進センター(CPI) 総裁
    オスワルダ・ウィルソン モザンビーク・商工省 産業局 次長
    田中 明彦 国際協力機構(JICA)理事長
    久保 昌三 一般社団法人日本港運協会 会長
    鈴木行雄 一般社団法人日本埋立浚渫協会 副会長
    中村 利孝 国立国際医療研究センター 院長
    國部 毅 株式会社三井住友銀行 頭取兼最高執行役員
  • 閉会挨拶
    河野 博文 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)理事長