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ジェトロ・トピックス

スリランカ大統領にビジネスニーズ調査の結果を報告

日本企業の事業環境改善に向けて

2013年10月

調査報告書をラージャパクサ大統領に手渡す石毛理事長

2013年10月13日~15日、石毛理事長はスリランカの最大都市コロンボを訪れ、マヒンダ・ラージャパクサ大統領、リシャド・バドゥユディーン工業商業大臣、ラクシュマン・ヤーパ投資促進大臣と会談しました。

これは、ラージャパクサ大統領が2013年3月に来日した際、安倍総理との共同声明でジェトロが実施するとして約束した2つの事業、すなわち 1.ビジネスミッションの派遣、2.日スリランカ・ビジネスニーズ調査のうち、2.の成果を報告するためで、大統領は、本調査の内容に賛同しつつ高く評価し、調査を実施したジェトロに対しても感謝の意を表しました。商業工業大臣および投資促進大臣も本調査結果に賛同したところから、ジェトロの提言に基づいた事業環境改善に向け、スリランカ政府による具体的なアクションが速やかに取られる見込みです。

調査の概要
【目的】
日スリランカ間の貿易投資を促進するために、1.進出日系企業のビジネス戦略および直面している課題、2.企業によるスリランカの立地の活用事例、などを調査し、日スリランカ両国政府に報告するとともに、調査結果を日本企業に広く普及する。
【調査期間】
2013年6月12日~10月7日
【手法】
アンケートおよびインタビュー調査
【対象企業数】
計102社・機関
(内訳)
在スリランカ企業 73社(日系63社、シンガポール企業10社)
在シンガポール企業 7社(日系7社)
在インド企業 13社(日系7社、インド企業5社、1機関)
在日本企業 9社
調査結果のポイント

【戦略の方向性】
製造業関連の外資を呼び込み、スリランカの産業競争力として取り込んで輸出を拡大することが肝要。一方、中国での人件費上昇など「中国リスク」の高まりを背景に、日本企業による「チャイナ・プラス・ワン」が加速。日本企業を誘致するには今が絶好のタイミング。

【投資環境上の利点】
スリランカの投資環境上の強みは4点。すなわち、1.安定した政治・社会情勢、2.人材の質の高さ、3.経済成長のポテンシャル、4.地理的優位性。

【有望ビジネスモデル】

  1. インドへのゲートウェイ。
  2. Look NEW Market。North:インド、East:ASEAN、中国、日本。West:中東、アフリカなど。NEWの有望市場を1カ所で同時に狙える地理的ロケーション。
  3. 富裕層、・観光客をターゲットとした市場開拓。

【優先的に解決すべき課題と提言】

  1. 製造業を担う労働力、高度産業人材の不足⇒産業人材育成の強化。
  2. 一貫した産業政策の欠如(端的な例が2013年4月の電力料金の引き上げ)⇒一貫した製造業育成策、投資誘致策の策定・実施。
  3. BOIの機能不足⇒ワン・ストップ・サービスなどの機能強化。