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ジェトロ・トピックス

南米最大のホテル・レストラン関連見本市「EQUIPOTEL」ジャパンパビリオン

- 日本食ブームのブラジル市場開拓をめざす -

2012年11月

パビリオンの様子

50年の歴史を持つ、南米で最大級のホテル・レストラン関連見本市「EQUIPOTEL」(エキポテル)が、2012年9月10日~9月13日、ブラジルの・サンパウロ市のアニェンビー展示会場で開催されました。

ジェトロは、同見本市に日本パビリオンを設置、東日本大震災で被災した中小企業を含む16社・1団体が、日本酒を始めとした日本産食品・飲料を出展しました。

日本食ブームのブラジル市場開拓をめざす

年に1回開催される「EQUIPOTEL」は、今年は6万平方メートルの会場に、20以上の国と地域から1,405社が、食料品・インテリア・調理機械・寝具・通信システムなどの各関連分野毎に出展しました。来場者は5万5千人以上で、出展・来場者数とも年々増加傾向にあります。(前回出展数:1,384社、来場数:4万8千人)。

「EQUIPOTEL」は、入場を原則として業界関係者に制限する、いわゆる「BtoB」の見本市で、来場者の30%強がレストランやバー、ファストフードなどの飲食関係者、約30%がホテル関係者、約15%が小売・卸、代理店関係者です。さらに、来場者の7割以上が取扱商品の選定・決定権を有する調達管理責任者やレストランオーナーなどで構成されています。

日本食ブームに沸くブラジルにおける日本産食品・飲料品の販路を開拓するため、ジェトロは今回初めて、本見本市に参加しました。

好評を博した日本産の日本酒

日本酒セミナーの様子

日本パビリオンに出展した17社・団体のうち9社が日本酒を出品、パビリオン中央に「日本酒ゾーン」を設置し、現地利き酒師による来場者向け「日本酒セミナー」を実施しました。

古くから日系人社会が形成されているため日本食が浸透しているブラジルでは、20レアル(約800円)前後の安価なブラジル産日本酒は、どこのスーパーでも売られているポピュラーな飲み物です。また近年は日本食ブームが起きており、多くの日本食レストランも開業しているため、ブラジル人も気軽に日本酒を飲む機会が増えています。1日3回実施したセミナーにも、毎回多くの来場者が参加しました。

今回出展された日本産日本酒は、いずれも風味・品質・製造方法のこだわりなどから来場者から高い評価を得ましたが、日本酒以外の日本産食品・飲料・調味料についても、ブラジルにはない味覚が好評を得、出品者からは「自社の商品がブラジルでも十分通用することが確認できた」という声が聞かれました。

さらなる情報発信・啓蒙活動が必要

試飲する来場者

日本酒を飲んでアンケートに答える来場者

見本市出展を通じて、課題も見えてきました。今回、日本酒人気が高まりを見せるブラジルであっても、日本産日本酒を取扱う日本食レストラン関係者でさえ、日本酒に対する知識は決して豊富ではないということが分かりました。

日本酒には純米酒、本醸造酒など様々な種類があり、風味も多種多様です。しかしセミナー参加者にアンケートを実施したところ、こうした違いを知っている人はごく少数でした。そうした知識不足もあって、お店での日本酒の品揃えが多様性に欠け、需要の「広がり」を抑えています。

今回日本産日本酒を試飲した来場者からは、「日本酒の種類が非常に豊富であることが分かった」「日本産日本酒はブラジル産よりも高価だが、原材料や製造方法にこだわった高品質なものであるということが納得できた」などの感想が聞かれました。他方、日本産日本酒を取扱う日本食レストランなどの関係者からは、「高品質な日本酒なら高価でも構わないのでいくらでも欲しいが、手に入らない」という話も聞かれましたが、これは日本産日本酒を扱う現地輸入業者が限られていることなどによるものです。

巨大市場ブラジルにおける日本産食品・飲料、日本酒文化の浸透はまだまだ十分ではなく、今後とも継続して情報発信や啓蒙活動を通じ、「日本産」であることの付加価値を理解してもらうことが重要です。見本市への出品は、販路開拓といったビジネス目的のみならず、日本産食品・飲料文化の普及啓発活動面でも効果的であると言えます。

EQUIPOTEL 2012 開催概要
名称
EQUIPOTEL 2012
会期
2012年9月10日(月曜)~13日(木曜) 4日間 会場時間13:00~21:00
会場
サンパウロ市アニェンビー展示場
主催者
Reed Exhibitions Alcantara Machado
展示面積
6万平方メートル
出品者数
1,405社・団体(20カ国・地域以上)
来場者数
50,534人以上
日本パビリオン 参加概要
主催
日本貿易振興機構(ジェトロ)
参加規模
200平方メートル
【小間内訳】
商業ブース 16小間(112平方メートル)
政府ブース 88平方メートル(受付ブース、事務局)
出品者数
17社・団体
出品物
アルコール飲料(日本酒等)、味噌、米、茶、調味料、菓子など
事業概要
  • 事業目的:日本産食品・飲料品の販路拡大、被災中小企業の支援
  • 会期:2012年9月10日(月)~9月13日(木)の4日間
  • 会場:サンパウロ市アニェンビー展示場
  • 日時:会期中13:00~21:00
  • 主催:Equipotel Feiras, Edições e Promocoes Ltda.
  • 出展物:ホテル、レストラン関連商品、サービス。(調理機械、インテリア、寝具、食料品、通信システムなど。)
  • 参加国:ドイツ、アルゼンチン、カナダ、中国、スペイン、米国、フランス、香港、英国、イタリア、マレーシア、メキシコ、ポルトガル、スイス、台湾など20以上の国・地域
  • 来場者数:55,534人
  • 商談件数:600万レアル(約300万米ドル)(※主催者発表。金額のみで件数は不明。)