ジェトロ・トピックス

「Winter Fancy Food Show」日本パビリオン

健康志向と新奇性がバイヤーにアピール

2012年1月

過去最高の来場者を記録した「Winter Fancy Food Show 2012」に出展

ジェトロは、米国・サンフランシスコにて開催された食品見本市「Winter Fancy Food Show 2012」(2012年1月15日~17日)において、中小企業を対象として出品者を全国募集して構成した日本パビリオンを、初めて設けました。

総合的な食品見本市では米国最大規模の本見本市は、今回、35カ国・地域より1,300社が80,000点の商品を出品、過去最多の来場者数を記録するなど、日本食品の輸出先として第2位(666億円:2011年)の米国市場をめざす日本企業にとって効果的な販売開拓機会と言えます。東日本大震災の影響も懸念されましたが、日本パビリオンでの商談・成約件数は、その懸念を払拭するに足るものでした。

東日本大震災の影響懸念を払拭

毎年、夏(6月頃・東海岸)、冬(1月頃・西海岸)の年2回開催されている「Fancy Food Show」は、「Fancy」の名にふさわしい高級食材を主とする見本市で、ハム・チーズ等の嗜好品からパスタやお菓子まで、幅広い品目が出品されて、店舗を思わせるようなおしゃれなブースが多く見られました。

28社・団体が菓子・アルコール飲料・調味料・野菜加工品等を出品した日本パビリオンには、初日から予想以上に多くのバイヤーが来場し、用意した試食・試飲用のカップやお皿がなくなる企業が続出する賑わいとなりました。当初、東日本大震災の影響も懸念されましたが、日本パビリオンでの商談・成約件数(成約見込み含む)は、それぞれ約3,500件・2億円となり、その懸念を払拭しました。

健康志向と新奇性がバイヤーにアピール

日本食品のアピールポイントでもある低カロリー・動物性素材の不使用・ノンシュガー等のヘルシーなイメージが、肥満対策や食生活改善の必要性が叫ばれる米国人の意識を刺激し、来場バイヤーを引き付けた面もあると思われます。特に、こんにゃくとおからを使ったライスバーガーや海草の加工品、甘酒等の、米国市場にはまだ流通していない商品を扱ったコーナーは健康志向に加えて新奇性でも注目を集め、試食希望者が列をなしていました。

日本パビリオン事務局では、米国在住コーディネーターによる事前セミナー・個別面談の開催、バイヤーとの事前マッチングや情報誌への広報、試飲試食テーブルおよびショーケースの設置等を行い、出品者向けサポートに努めました。出品した企業からは、「思った以上に反応が良く、今後の米国市場へ進出する良い足がかりとなった」などの声が聞かれました。

米国の食品流通制度情報収集を継続

米国では、2011年1月施行の「食品安全強化法」に基づき、国内で流通する全ての食品(一部食品を除く)に対する規制が、厳しくなる方向にあります。例えば、登録施設における検査数を倍増させる方針とされ、わが国の施設も対象となる可能性が高まっています。ジェトロとしては今後とも、米国で発表される現地制度改変の詳細情報収集等を継続していきます。

Winter Fancy Food Show 2012 概要
会期
2012年1月15日(日曜)~1月17日(火曜)
会場
Moscone Center, San Francisco
主催
National Association for the Specialty Food Trade
展示面積
206,000平方フィート
出品者数
1,300社/35カ国
来場者数
18,000人以上
日本パビリオン 概要
主催
ジェトロ
出展物
アルコール飲料、調味料、菓子、加工野菜等
規模
27小間/1,800平方フィート(内、商業ブース21小間、政府ブース6小間)
出品者数
17社・2団体
(孫企業を含むと26社・2団体)
商談件数
3,571件

その他のトピックス

ご相談・お問い合わせ

現地日系企業の皆様

最寄りのジェトロ事務所にご連絡ください。