ジェトロ・トピックス

「インド BOP/ボリュームゾーンビジネス・ミッション」派遣 - サンプリング調査を通じて次のステップへ

2012年12月

ジェトロは2012年12月2日(日曜)~7日(金曜)の6日間、インドのチェンナイ、デリーの2都市を巡る「BOP/ボリュームゾーンビジネス・ミッション」を実施しました。本ミッションには7企業・団体から11名が参加し、現地に持参した商品のサンプリングや現地企業との商談会、パパママショップへの営業体験を通じて、ビジネスプランの具体化に取り組みました。

将来的なボリュームゾーン、インドBOP市場

BOP(Base of the Economic Pyramid)層とは、開発途上国における年間所得3,000ドル(購買力平価ベース)以下の低所得者層を指し、世界人口のうち約40億人が該当するといわれます。開発途上国の経済成長に伴い、BOP層は将来的なボリュームゾーン市場となると見込まれ、日本企業のBOPビジネスへの関心も急速に高まっています。

インドは世界最大級のBOP層人口を抱える国であり、BOPに関心を寄せるわが国企業が最も注目する国のひとつです。2011年4月3日~11日には、インドのデリー、ムンバイ、プネーの3都市に、インドBOPビジネスの実態やBOP層の生活とニーズを把握するため、ミッションを派遣しました。

今回は「次のステップ」を目指し、ミッションメンバーが自社製品を持参し、BOP層や拡大する中間層を対象に当該製品への受容性を直接探るサンプリング調査を実施しました。また、現地企業との商談会やパパママショップへの営業体験を通じて、流通構造の理解を深め、価格帯設定に係る情報を収集しました。

モニタリング調査を実施、営業体験も

今回のミッションには、消臭剤や太陽光発電式ランプ、医療器具や教材メーカーなど7企業・団体から11名が参加しました。

プログラムは、1.BOP層、中間層を対象とした日本製品への受容性を探るサンプリング調査、2.現地企業との商談会・ネットワーキング、3.流通構造を理解するための各層の流通企業訪問、4.パパママショップへの営業体験などによって構成され、参加企業が自社のビジネスプランを具体化していく際に必要となる情報を直接収集する機会となりました。

ミッションに参加した企業からは、初の試みであった現地でのサンプリング調査に関し、「商品自体へのニーズは高く、現地消費者層の高い購買意欲を感じることができた」、「インドにおけるBOP層の現状についての正確な把握ができた」などのコメントが多数寄せられました。また、進出日系企業の協力を得たパパママショップへの営業体験では、参加企業から「ビジネスの現実感がつかめた」、「インド市場での販売展開に強い刺激を受けた」といった声も聞かれました。

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消費者受容性調査

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(同左)

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現地企業との商談会

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流通企業訪問

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パパママショップ営業体験

視察ミッションから一歩踏み込んだサンプリング調査を行った本ミッションでは、インドでのビジネスの可能性を確信し、インドでの自社製品の販売を本格的に展開することを検討する企業もありました。ジェトロでは引き続き、BOP/ボリュームゾーンビジネスにおけるわが国企業向け支援に力を入れていきます。

ミッション 概要 

派遣期間 2012年12月2日(日曜)~7日(金曜)(6日間)
派遣先 インド(チェンナイ・デリー)
参加者 7企業・団体11名
事業目的 次のプログラムを通じた日本企業によるBOP/ボリュームゾーンビジネス参入の促進
1.市場参入を予定している製品・サービスに対する消費者受容性に係る情報収集
2.市場参入を予定している製品・サービスに対する価格面・流通面での情報収集
3.現地の流通事情に適した販売手法の学習
4.BOP層~中間所得者層向けビジネスの戦略策定に係る情報収集
5.ビジネス創出に向けたインド企業とのネットワーキング

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