外資系企業動向

ドイツ企業Tuenkers Maschinenbauの日本法人タンカースジャパンが、愛知県半田市に組立工場を開設

2025年01月21日

工場の自動化に必要な機械装置等を幅広く製造・販売しているタンカースジャパンは1962年の創業以降、世界に40を超える営業所や工場、子会社を展開してきた。

同社の製品群の中でも特にニーズの高いマテリアルハンドリング（マテハン）パーツは、これまで溶接を必要としていたマテハンユニットをブロックのようにパーツで繋げていくことでデザイン変更が容易な点と、耐久性の高いアルミ素材を使用することで軽量化を図ることが可能になった点が特徴で、関係各方面から好評を得ている。その他、同社のターンテーブルは壊れにくく、在欧OEMメーカーにも長年親しまれているロングラン製品だ。現在ロボットによる生産の自動化が増加傾向にあるが、最終的に加工物に手を加えるのはアームの先端についた工具や加工機であることから、ロボットアームの指機能を果たすクランプ（締め具）なども本国ドイツにおいて同社に対する需要は高まりつつある。

事業拡大: 2024/10
進出先: 愛知県

自動車・輸送機器
ドイツ

2016年に日本法人を設立し、その後名古屋市に拠点を移した。自動車生産組み立て用機器の販売およびアフターフォローなどで事業を拡大してきた。2022年度に新たにジェネラルマネージャーが就任し、コンベアーを中心とした急拡大路線へと舵を切り需要の急増に対応するべく半田市に日本法人として初めてのノックダウン生産方式の組立工場を立ち上げた。

同社の組立工場開設に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、人材採用、工場用地に関する支援を行った。