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【イベントレポート】 SEMICON Japan
日本から世界を支える半導体

2024年12月18日

グローバルな連携を通じて機会を創出する日本の半導体エコシステム

長年回を重ねている半導体関連の国際的な展示会および会議である「SEMICON」が、2024年12月11日から13日にかけて東京で開催されました。本イベントは、世界各国の半導体分野の専門家や業界関連者が技術や市場の知識をアップデートし、コラボレーションを行い、日本の成長市場への参入機会を見つける場となりました。

多くの来場者の関心を集めたジェトロとNY CREATESの共同セミナー

世界各国の半導体技術を展示

ジェトロと、世界有数の非営利半導体研究開発機関であるNew York Center for Research, Economic Advancement, Technology, Engineering, and Science(NY CREATES)は最近、戦略的パートナーシップを締結し、SEMICONで共同セミナーを開催しました。このセミナーでは、協業を通じたビジネス機会の創出について議論されました。

NY CREATESの事業開発担当アソシエイトバイスプレジデントであるFrank Tolic氏は、ジェトロおよび日本とのパートナーシップへの期待について次のように述べました。

「日本は、主要な半導体デバイスメーカーのサプライチェーンにおける材料、化学品、およびその他多くの消耗品分野でリーダー的存在です。 私たちはジェトロと戦略的パートナーシップを結び、ジェトロおよび日本企業と協力することで、複数のエンジニアリング事業に取り組み、技術の進展とその大幅な迅速化に貢献できると期待しています。」

Frank Tolic氏(NY CREATES事業開発担当アソシエイトバイスプレジデント)

ジェトロは、他の業界リーダーやイベント出展者にもインタビューを行い、日本の半導体業界における発展と機会について見解を聞きました。

海外プレイヤーにとって日本の半導体市場が魅力的な理由

パロ・アルトを拠点とする産業AI企業Gauss LabsのCEO、Mike Young-Han Kim氏は、日本の半導体エコシステムには主要な日本企業が含まれ、製造装置や製造工程などをカバーする半導体製造に必要なすべてが揃っていると述べています。

「東京エレクトロンは、半導体製造のエコシステムにおいて最も重要な企業の1つであり、ソニー、東芝、ローム、Nessaなどの企業が率いる非常に成熟した製造設備があります。また、新企業のRapidusは、半導体製造の拡大をリードしようと本気で取り組んでいます。
全体として、日本は非常に成熟した市場であると同時に、半導体製造にとって非常にエキサイティングな舞台だと考えています。」

Mike Young-Han Kim氏(Gauss Labs CEO)

ドイツのエピタキシー企業ELEMENT 3-5のセールスディレクター、Ghassan Barbar氏は、日本が製造から導入に至る技術移行で成功を収めてきた実績が大きな魅力であると述べています。

「過去を振り返ると、日本企業は技術移行で成功を収めていることが分かります。当社もその一翼を担いたいと考えています。」

Ghassan Barbar氏(ELEMENT 3-5セールスディレクター)

日本の半導体産業は、新たな技術、パートナーシップ、そして機会とともに進化しています。世界のプレイヤーが日本に集まり、日本の半導体市場の動向を注視しています。今こそ、この成長する市場に参入する絶好のタイミングです。

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