シンガポールのスポーツテック企業Rapsodoが神奈川県に日本法人を設立
2023年01月06日
Rapsodoは、 シンガポールに本社を構える、スポーツテック企業。2011年に設立以降、アメリカ、トルコにも拠点を構え、世界中に約140 名の従業員を擁する。

- 拠点設立
- 2021/01
- 進出先
- 横浜市 , 神奈川県
- デジタル・AI
-
シンガポール
同社は、コンピュータービジョンと高度なレーダーにより、野球・ソフトボールの投球・打球の速度、回転数、軸の傾き、変化量といった投球・打球の傾向について、計測・分析する3Dトラッキングシステム「ラプソード」を開発・製造する企業。 球速などの基本的なものから、回転情報やリリースのタイミングや角度といった詳細なものまで、幅広いデータをリアルタイムで取得可能なため、これまで感覚的なものでしかなかった投球・打球の要素を可視化し、総合的なデータ分析で選手一人ひとりのポテンシャルを最大限に高める製品・サービスを展開している。
同社は、現行の練習専用計測分析デバイスだけではなく、ジャパンウィンターリーグでの球場設置型デバイス「Rapsodo Stadium」の実証テストも行っており、試合中の投球・打球を計測し、取得したデータを出場選手・スカウトへ提供する事で、選手のパフォーマンスの数値化にも貢献している。

日本支社長 山同建氏
米メジャーリーグ(MLB)全30球団に加え、700を超えるメジャーカレッジや、ベースボールアカデミーなどへの導入実績のほか、日本国内でも日本プロ野球(NPB)球団、社会人野球、大学、高校、中学からアカデミー、スポーツジム、医療機関などへの導入も進んでいる。
今後は、野球、ソフトボール、ゴルフ以外の競技にも対象を広げ、プロやトップアマのような一部のアスリートのためだけでなく、「うまくなりたい」と思うすべての選手のパフォーマンス向上、ケガの回避のため、弾道測定分析機器メーカーとしてデータに基づいた効率的なトレーニングの普及を推進する。また大学とも連携し、データの収集・分析をもとに、選手やチームを目標達成に導くスポーツアナリストの養成事業にも力を入れている。
同社は、日本国内での顧客サポート体制の強化、新規顧客の開拓を目的に、2021年1月、神奈川県横浜市に株式会社Rapsodo Japanを設立した。
同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、情報提供(インセンティブ)、PR協力、テンポラリーオフィスの貸与、コンサルテーション(労務、税務、登記)、サービスプロバイダー(銀行)・地方自治体の紹介を行った。

ラプソードの製品

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