更新情報英国のフィンテック企業WorldRemitが東京に支店を設立

同社は、コストを下げながらも、送金のスピードやユーザーの利便性を改善することで、オンライン送金・モバイル送金への切り替えを先駆けて行っており、現在、52カ国の人々が147カ国に送金を行っている。

日本に住む外国人労働者の数は2016年に初めて100万人を超え、世界銀行によると、これらの移住労働者は2015年だけでも40億ドルを海外に送金していると言われている。また、日本はGDPベースで世界第3位の経済大国であり、金融サービスを支援する環境や法制度が整備されていることから日本進出を決めた。同社は、日本においてインスタントメッセージと同様に、簡単かつ低額手数料での送金サービスを提供するために、2015年6月に東京で支店を設立。2016年11月に資金移動業者登録を行い、2017年3月よりオンライン送金のサービス提供を開始している。日本が同社の送金サービス提供先に入ることで、日本の海外送金サービスの選択肢が増え、金融サービスが多様化することが期待される。

日本支店設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、拠点設立に係るコンサルテーション（ビザ）、サービスプロバイダ（行政書士）の紹介、許認可情報及びフィンテック関連の市場情報の提供等の支援を行った。