更新情報ジェネシス システム グループ ジャパンがサービス拡充のため生産設備を増強

2017年03月16日

北米最大のロボットアーク溶接インテグレーターメーカーであるGenesis Systems Group（1983年創業、米国・アイオワ州）の日本法人が2016年8月、日本での顧客サービス・サポート体制を強化するため、生産設備の組み立てから最終仕上げまでの一貫設備をもった事務所兼工場に拡張移転した。

同社は、レーザ溶接や非破壊検査機等のシステム開発から生産ラインの構築、設置、サポートまで、顧客のニーズに合わせてプロデュースする。米国、メキシコ、日本に工場があり、グループ全体として約300名の従業員を有している。インド、ブラジル、チェコにも製造パートナーがあり、グローバルにサービスを提供している。

同社は2003年に、米国で日系自動車メーカーとの取引を開始した。その後日系自動車メーカーへの売上がグループ全体の30%を占めるまでに成長したことや、顧客企業から要望を受けたことから、2009年に愛知県に駐在員事務所を開設した。さらに、日本国内でのレーザ溶接システムの開発・製造の依頼を受けて2013年に日本法人を設立、2014年にはレーザ事業を開始した。現在は、シート関連のレーザ溶接設備の開発・製造がコア事業である。

ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、日本駐在員事務所を設立時から支援している。今回の拠点拡大に関しては、事務所物件の情報を提供したほか、インセンテイブ情報の提供、ネットワーキング等の支援を実施した。