海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

遺伝子組み換え表示の義務化に係る基準案を公表 -免除要件等に係る基準案のパブリックコメント開始-

(米国)

シカゴ事務所発

2018年06月18日

ほぼ2年前の2016年7月29日、米国連邦議会で全米バイオ工学食品情報公開法(National Bioengineered Food Disclosure Law)が可決され、遺伝子組み換え物質を使っている場合、その旨を食品包材に表示することの義務化が全米で予定された。そして、米国農務省(USDA)が当該表示の具体的な方法および内容の詳細を検討し、2年以内に結論を出すこととされていた。その期限を間近に控えた2018年5月4日、USDAの農産物マーケティング局(AMS)は、遺伝子組み換え表示の義務化に係る基準案として「全米バイオ工学食品情報開示基準(National Bioengineered Food Disclosure Standard:NBFDS)案」(以下、「基準案」)を公表した(注)。
 なお、基準案では、消費者になじみの深い”GMO”食品という言葉は使用せず、”Bioengineered”の頭文字を取った”BE/be”食品という言葉を使用している。

Food&Agriculture c45dd96abd243f8e

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。

ご質問・お問い合わせ

ジェトロ農林水産・食品課
Tel:03-3582-5186
E-mail:afa-research@jetro.go.jp