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山形県産食肉の国際ブランド化を目指して

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株式会社山形県食肉公社

山形県産の食肉を海外に輸出するため、食品商談会や見本市に参加して、香港・タイへの輸出に成功。今後の海外需要の高まりを見込み、ブランドの国際化を目指す。

山形県山形市 <輸出> 対象国・地域:香港、タイ

山形県産肉の処理販売

山形県では、品質規格の統一のため、県内銘柄牛を「山形牛」と総称し、ブランドの認知拡大に努めている。「山形牛」は、他の銘柄牛と比べて飼育期間が長く、じっくりと丁寧に育てられ、生後月齢30 ~ 36 カ月で出荷される。そのため、肉質のきめが細やかで、サシ(霜降り)がきれいなのが特徴だ。

山形県食肉公社は、山形県や県内市町村、農協などの共同出資により設立された会社で、主に県内畜産農家から仕入れた牛と豚の食肉処理を行い、枝肉の競り市場を通して県内外の卸売り業者や小売業者に販売している。食肉販売のほか、ソーセージやレトルトカレー等の肉加工品の企画・開発も行う。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

2004年~ 「山形食品試食商談会in香港」他、商談会多数参加
2012年5月 「THAIFEX」出展(バンコク)
2013年5月 「THAIFEX」出展(バンコク)

香港とタイに輸出拡大

「山形牛」の販売は、食肉消費の増加に伴い好調で、国内市場は順調に推移している。一方、輸出に関しては以前シンガポールや香港向けに牛肉を輸出していたが、BSE 問題により2000 年代から輸出が全面的にストップしていた。こうした状況を受け、同社では10 年先を見据え、「山形牛」ブランドの国際的知名度を上げ、アジアを中心に海外での購買力を高めるため、輸出を志した。

04 年、同社はジェトロ山形と山形県が主催する「山形食品試食商談会in 香港」に初めて参加。これをきっかけに香港の販売代理店とビジネスが進展し、ホテルや量販店向けに豚肉(食肉やソーセージ)の輸出が始まった。香港の富裕層を中心に現地で人気が高まり、年によっては年間豚20トン(400 頭分)以上を出荷する。現在、現地販売代理店を通じて豚を年間約10トン輸出しているほか、牛肉輸出も12 年よりスタートしており、輸出量・品目ともに増加しつつある。

香港以外の市場については、12年にタイ向けの国産牛輸出が解禁となったことを受け、同社はジェトロが主催するタイ最大の食品見本市「THAIFEX」のジャパン・ブースに出展。そこで県外郭団体(山形県国際経済振興機構)の食品輸出コーディネーターから紹介を受けた現地販売代理店と成約した。タイ市場については、今後も開拓の余地があるため、同社は2年連続で同展示会に出展し、代理店とともに販路拡大に励んでいる。

海外の肉輸入に関する規制品目等については、ジェトロにその都度相談し、適切なアドバイスを求めている。

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豚肉もブランド名を統一

同社では牛肉について豚の新ブランド名「認定 山形豚」を新設。同ブランド名をPR し、海外においても認知を高めていく狙いだ。

現在、同社の輸出額は全体売上げの1%に満たないが、今後の需要の高まりを見込み、県産ブランドを国内外に浸透させるべく、同社は長期的視点に立った販売活動を展開 していく。

ジェトロ担当者からの一言コメント

同社の輸出の成功はジェトロ主催の展示会や県外郭団体の食品輸出コーディネーターの営業によるところが大きい。今後、欧米における国産牛・豚の輸入が解禁になれば、市場が一気に広まることが予測されるため、現段階から各国におけるPR に力を入れている。

ご利用いただいたジェトロのサービス

株式会社山形県食肉公社

山形県山形市大字中野字的場936
Tel:023-684-5656
http://www.ysyokuniku.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
従業員:101名 資本金:168,288 万円

2014年3月

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