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世界の水環境ビジネスに挑む

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株式会社ソーエン

水質浄化事業を通じて中国の水質浄化の環境ビジネスに挑戦する企業が、中国市場における認知拡大に努め、国家的な環境プロジェクトに参加。

群馬県高崎市 <輸出、海外進出> 対象国・地域:中国、東南アジア

水質浄化の環境ビジネスを展開

ソーエンは、富栄養化や工業排水などにより汚染された河川や湖沼を炭素繊維水利用技術などの独自技術を用いて、水質浄化する環境改善ビジネスを国内外にて展開している。

炭素繊維水利用技術は、1997年から3年間、産官学連携の地域コンソーシアム研究開発事業にて開発された水環境整備技術で、国内特許として成立している。事業終了後、参加企業が個別に事業展開するなか、継続的に設置量・設置方法等の施工技術や応用技術の開発に務め技術標準化を果たし、普及を図った。その成果により、国土交通省や各自治体の実施する水質浄化事業を受注し国内環境事業に貢献している。

炭素繊維水質浄化材「ミラカーボン」は、同社の登録商標で、水中に設置するだけで環境に負荷をかけずに効率よく水質浄化する。河川や湖沼等の環境水から排水処理まで、幅広い条件に対応でき、電気や燃料等のエネルギーを必要とせず、維持管理が容易で経済的である等利点が多く、費用対効果の高い水質浄化技術として世界各国での利用が見込める。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

2010年7月 「緑色産業国際博覧会in青島」出展
2010年11月 「APEC横浜」出展
2010年11月 「中国水博覧会in北京」出展
2011年4月 「台湾 環境・省エネルギー商談視察ミッション」参加
2011年11月 「上海日中環境合作大会」出展
2011年11月 「中国国際グリーンイノベーション技術・製品展」出展
2011年11月 「COP17 サイドイベント」出展
2012年11月 「南アフリカ 環境・エネルギー商談視察ミッション」参加
2013年3月 「国際給排水・水処理技術設備展覧会in広州」出展
2013年4月 「TICAD V アフリカンフェア」出展

中国の水をきれいにする

2008年、同社は中国蘇州にある運河の水質浄化実証のため、中国に初めて「ミラカーボン」を設置し、本格的に事業を開始した。その後、炭素繊維の普及や環境意識向上のため、ジェトロが主催する展示会や商談会ミッションを可能な限り活用し、中国市場における普及に努めた。また、技術提供を目的に大学研究機関との連携強化に努め、2011年には中国政府が推進する「国家水利部948 プロジェクト」に参加、武漢市東湖の水質浄化事業において、武漢大学水利水電学院と技術協定締結に至り、現在、中国沿岸地域を中心に中国各地で水質浄化活動を推進している。

「国家水利部948 プロジェクト」は、優れた海外技術を中国国内に導入するための事業で、同社のような日本の中小企業が持つ技術が、政府水利部に認められた功績は極めて大きく、中国での信用拡大につながっている。

本件以外にも、広州の展示会を通じて、ロシア企業と商談が進み代理店契約を締結するなど、ジェトロが主催する展示会での思いがけない出会いがビジネスに発展している。

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「2013広州展示会」の展示ブース

世界の水問題解決へ向けて事業化開始

水質汚染は世界共通の環境問題であり、同社のビジネスは限りない可能性を秘めている。南アフリカでは、2012年より炭素繊維による水質浄化の事業化と実証を進めており、今後の普及が期待されるほか、13年にはスウェーデン、ペルー、ロシア等での事業化、実証も始まっており、同社は、展示会を含めたジェトロの事業ツールを活用しつつ、世界各地で環境ビジネスを展開していく。

ジェトロ担当者からの一言コメント

「中国の水をキレイにしたい」と本気で願う気持ちが中国側に伝わり、相手を動かした。その結果が、中国水利学会との合作協定など信頼関係を勝ち得たことにつながっている。中国ビジネスは「本社(日本)に持ち帰って検討します」では相手にされない。中小企業ならではの小回り(経営トップが自ら商談し、すばやく判断)を生かして市場を攻略する良い実例である。

ご利用いただいたジェトロのサービス

株式会社ソーエン

群馬県高崎市新保町1665-1
Tel:027-352-4857
http://so-en.net/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
従業員:12名 資本金:1,000万円

2014年3月

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