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秋田の食文化・稲庭うどんで海外に出店

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有限会社佐藤養助商店

稲庭うどんの老舗が台湾企業との合弁事業により台北に出店。オープンに向けた様々 な専門家のアドバイスにより、開店後の店舗運営は好調で、千客万来の状態が続く。

秋田県湯沢市 <海外進出> 対象国・地域:台湾

江戸時代から続く稲庭うどんの老舗

佐藤養助商店は、万延元(1860)年の創業以来、伝統の味と製法を代々引き継いできた稲庭うどんの老舗で、全ての製品を宗家・稲庭吉左エ門から伝わる「一子相伝」による完全な手作業で製造し、各店舗で提供している。

稲庭うどん製造元の最大手である同社は、国内直営店11店舗(秋田県内に飲食店7 店舗、販売店1 店舗、東京都内に飲食店2 店舗、福岡県内に飲食店1 店舗)を展開する。

海外出店に関しては、近年のグローバル化に伴い、香港とマカオに業務提携店を持つほか、13 年7 月に日台合弁事業により、台湾台北市中山区に飲食・物販店舗「稲庭養助」台北店をオープンした。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

2013年2月~2013年11月 サービス産業個別支援事業

合弁会社を設立し、台北店をオープン

台湾出店については、世界120 ヶ国で「THERMOS」ブランドを展開する台湾企業(膳魔師集團)の林文雄会長が、「銀座佐藤養助」に来店、同社の稲庭うどんの味に大変感激し、その後2 度にわたり秋田の本社を訪れ、台湾出店を打診したことに始まる。秋田の食文化である稲庭うどんを海外に広め、その味に親しんでもらいたいという林会長と同社の佐藤社長の思いが合致。両者はライセンス契約を結び、合弁会社を設立して台湾で店舗運営を共同で行うことで合意した。

業務提携店こそ持つものの、海外での店舗運営の経験がなかった同社は、ジェトロのサービス産業個別支援事業に応募し、13 年2 月に採択された。以降、開店までの期間、現地パートナー企業との契約締結から店舗運営のための食材調達、メニュー構成、スタッフトレーニング等に至るまで、台湾の飲食店事情に詳しいジェトロの専門家から様々なアドバイスを受けた。

家庭用品のメーカーである膳魔師集團にも飲食業の経験はなく、手探りでのスタートだったが、専門家の適切なアドバイスにより、その都度発生する課題をクリアし、無事オープンを迎えることができた。

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「稲庭養助」台北店

次なる店舗展開へ

新装開店した「稲庭養助」台北店では、日本から派遣された料理長の指導のもと、老舗の本格的な味を提供し、好評を得ている。また、秋田や湯沢の地域文化に親しんでもらうことをコンセプトに、雰囲気・サービスに至るまで日本の直営店と同様の空間を創出し、秋田の魅力を発信している。明確なコンセプトを打ち出すことで日本から進出している他の飲食店との差別化も図られており、開店当初から来客が絶えず、昼夜ともに予約が取りにくい状態が続いている。

同社では、今後、海外への輸出を増やしていくために、海外店舗経営は重要な手段であると捉えており、台北店の成功を踏まえて現事業形態による台湾での新たな店舗展開の検討に入っている。

ジェトロ担当者からの一言コメント

ジェトロは、既に進行しつつある同社と台湾企業の契約にあたり、弁護士に依頼して内容を精査した。出店に向けては、ジェトロ担当者が台湾を訪問し、現地の業界事情に精通する専門家の情報を収集。専門家の助言を得ながら他店との差別化を図ることに注力した。

有限会社佐藤養助商店

秋田県湯沢市稲庭町字稲庭229
Tel:0183-43-2226
http://www.sato-yoske.co.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
従業員:237名 資本金:1,000 万円

2014年3月

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