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南国土佐を誇りに高知のアイスで地域還元

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有限会社高知アイス

高知の燦燦たる日を浴びた果実のおいしい味わいを封じ込めたシャーベットを、ハワイで売り出したい。地元生産者と従業員への熱い想いを胸に、海外輸出の夢に挑戦する。

高知県吾川郡いの町 <輸出> 対象国・地域:米国

お取り寄せで評判のシャーベット

高知県は日照時間が長く、その温暖で雨の多い恵まれた気候が土佐ならではの風土を作り上げている。“ 高知のアイスと高知を愛す” という意味を込めた企業名をもつ高知アイスは、「Made in 土佐」をコンセプトに、土佐文旦やゆずなどの柑橘類をはじめ、徳谷トマトなど地元産の素材をふんだんに使った多種多様なシャーベットやアイスクリームを製造・販売している。濃縮還元果汁ではなく生の果汁を使用している手作り感と、素材感たっぷりのプレミアムな味わいが同社製品の魅力だ。原料となる農作物は収穫前に生産者を直接訪ねて畑の条件や栽培方法、農薬の使用有無などを確認したうえで契約したものを使用するなどトレーサビリティを徹底して“ 食の安心・安全” にも努めている。

1988年創業の同社は、2004年に工場を現在のいの町に移転したのを機に本格的な量産体制を整え、国内の百貨店や高質量販店への販路を広げた。同年、「高知県重点製品支援プロジェクト」に選ばれ、自治体の支援もあって取引先は3年でそれまでの10倍を越えた。2011年7月には日本経済新聞社の日経プラスワン「お取り寄せ果実のシャーベットランキング」で全国1位の評価を得る(2011年7月16日付掲載)などお取り寄せやギフトとしても人気のシャーベットだ。

ハワイの展示会でチャンスをつかむ

同社は、2009年に農林水産省・経済産業省が主催する「農商工連携88選」に選ばれた。以前から「いつかハワイの『ABC ストア』に自社製品を並べたい」という夢を抱いていた高知アイスの浜町社長は、この頃から海外事業を本格的に展開するため市場調査や営業活動を開始した。また、ジェトロが開催する「貿易実務講座」や海外輸出セミナーへの参加を通じて貿易取引に必要な知識や米国などの関心国のデータ等周辺情報を入手した。2011年に「輸出有望件発掘支援事業」に採択された同社は、ジェトロのアドバイスで国内外の展示会に出展し、海外展開へ向けて大きく前進した。ハワイで行われた展示会では、同行した専門家から現地のレストランに強いコネクションを持つ有望バイヤーを紹介され、のちの業務用シャーベット製品の納品成約につながった。しかし、どのマーケットにおいても同社製品の3分の1以下の値段で似たような商品が存在しているため、同社商品の価値を理解してもらい、相場よりも高めの価格設定に納得してもらうまでにはそれなりの時間を要した。自社製品に絶対の自信をもつ浜町社長は自ら現地に出向き、妥協せず愚直なまでに商品の魅力を訴え続けた。粘り強く営業活動を続けた結果、社長の海外展開にかける熱い想いが伝わり、無事契約に持ち込むことができた。

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タイ市場もターゲットに販路拡大へ

ハワイでの商談成立後も、香港や台湾などに向けて新たな海外販路を開拓すべく様々な展示会に出展している。浜町社長は、「商品価値を正しく理解して、一緒になって継続的に販路を開拓してくれるパートナーを探すことが、海外進出の成否を分ける」と考える。浜町社長にとって、輸出は単なる事業の拡大ではなく、生産者や従業員の雇用の場を永続的に確保していくために必要不可欠なチャンレジだ。生産者の顔が見える原料を使い、地元の農産物を使用することで地域の町おこしにもつながっているという誇りと責任も忘れない。「Made in 土佐」のおいしい食品をもっと多くの人に知ってもらうために、高知県産の材料を使った新商品の開発にも意欲的だ。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 展示会・商談会への参加
    海外販路開拓のきっかけとなる展示会・商談会への出展をサポートします。
  • 輸出有望案件支援サービス
    輸出戦略の策定から契約締結まで専門家がお手伝いします。優秀な製品を持っていながらこれまで輸出経験がない、あるいは輸出ビジネスを躊躇している中小企業が対象です。

有限会社高知アイス

高知県吾川郡いの町下八川乙683
088-850-5288
http://www.kochi-ice.com/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

2013年3月

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