1. サイトトップ
  2. ジェトロ活用事例
  3. 株式会社建設システム:フィリピン発「オンライン英会話」ビジネス

フィリピン発「オンライン英会話」ビジネス

top.jpg

株式会社建設システム

オンライン英会話ビジネスを立ち上げるためフィリピンに進出した建設システム。BSCに入居後、アドバイザーの助言を得て中小企業では難しいといわれたPEZAの認可も得た。競合他社との差別化を図り、アジアでのビジネス拡大も視野に入れている。

静岡県富士市 <海外進出> 対象国・地域:フィリピン

新規事業としてオンライン英会話に進出

建設システムの本業は建設・土木に対応したソフトフェアの開発・販売だが、将来的に公共事業関連のビジネスは縮小していくという危機感から、社内に新規事業部を設置した。社員から新規事業案を募集したところ約200のアイデアが集まり、その中から採用されたのが「オンライン英会話」であった。自社のソフト開発という強みを生かせる新規事業として、オンライン英会話ビジネスの事業化を進めるため、2009年8月に株式会社アンフープを設立した。

海外進出先としてフィリピンを選んだ理由は、人件費が日本の10分の1程度と安いこと、フィリピン人の英語力が高いこと、日本との時差が1時間であるため、リアルタイムで結ぶオンライン会話の運営がしやすいことなどが挙げられる。加えて韓国でもフィリピンを活用した同様のビジネスモデルが盛んに行われており、ビジネスを展開していく土壌があると判断した。

事業を立ち上げるにあたって、民間機関に相談したが、コンサルタント料が高額であったため、他の方法を検討していたところ、フィリピンにBSCがあることを知り、ジェトロ静岡事務所に相談した。初期投資費用が低く抑えられ、現地で常駐のアドバイザーに相談でき、設備インフラが充実してすぐに仕事にとりかかれることなどから、入居を決めた。

image.jpg                 

ハード・ソフト両面で充実した機能

鹿児島県垂水市は活火山・桜島に隣接し、昔から水資源に恵まれた軟水地帯である。

オンライン英会話事業を運営する現地法人をフィリピンに設立するため、2009年7月、BSCに入居した。利用期間中は、ハード・ソフト両面の特筆すべきコスト・パフォーマンスの高さで、極めて充実したサポートが得られた。ハード面は、万全のセキュリティ、優れた立地、設備インフラを利用でき、ソフト面では、現地事情に通じたアドバイザーからの的確で実践的なアドバイスを無料で受けることができた。

現地従業員の採用は、国民性や在留邦人の動向等を踏まえたアドバイスにより、適任の従業員を採用できた。PEZA(フィリピン経済区庁)の認可申請に際し、コンサルタントからは大企業でなければ認可が難しいと言われたが、「中小企業でも大丈夫」とBSCでアドバイスを受けたところ、実際に登録認可を得られた。現地の商習慣がよくわからないため、オフィスを選ぶ際も契約時に注意する点について相談するなど、フィリピンで起業するうえで詳しい現地情報やアドバイスが得られた。

将来はアジア市場も視野に

現地法人はオンライン英会話事業を運営する拠点として、2009年9月、本社をマカティ市に立ち上げた。2009年末にテスト稼働を開始し、2010年1月下旬より本格的に稼働している。事務所スペースは77平方メートルで、現在日本人1名と現地スタッフ1名の2名で運営している。講師には社会人など10名程度を採用している。

レッスンはスカイプを活用しており、予め予約した時間帯に講師から利用者に電話し、教材の活用やフリートークを通じて英会話を習得いただくスタイルである。テスト段階ではお客様から「こんなに安くてうれしい」と良い評価をいただいている。今後は競合他社との差別化を図り、いかにして顧客を獲得していくことが一番の課題である。日本市場向けのビジネスが成功した暁には、フィリピン以外のアジア地域での展開も考えている。

株式会社建設システム

静岡県富士市石坂312-1
TEL:0545-23-2600
http://www.kentem.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
設立:1992年7月2日
従業員:187名

関連情報

ご相談・お問い合わせ

現地日系企業の皆様

最寄りのジェトロ事務所にご連絡ください。