株式会社岡田園

私たちは、もともと国内の小売店や海外バイヤーといったBtoBを中心に国内販売や海外輸出を行っていましたが、競合商品との価格競争に持ち込まれることが多々ありました。一方で、国内でのEC販売を通して、ECでは高い価格帯でも商品のこだわりや良さを知って購入してもらえると感じました。国や地域を問わず、欲しい人に自社の商品を届けられる越境ECでの販売を検討していたところ、Amazon.com（米国）への出品サポートを行うJAPAN STOREの存在を知り、参加を決めました。

国内におけるAmazonでの販売実績があったため、Amazon.comにもスムーズに参入することができました。他のプラットフォームと比べてもAmazonは商品ページの作成が比較的容易であり、少人数体制でも時間や費用を抑えて、自社で商品ページや商品画像の作成を行うことができました。米国消費者に刺さるような商品ページや商品パッケージを作成するにあたっては、ジェトロのウェビナーを参考にしました。
出品時の工夫として、英語翻訳は複数の機械翻訳ツールを使用し、翻訳結果を見比べることで納得のいく英文の商品説明を作成しました。さらに、価格設定はAmazon.comに出品している競合他社、とくに日系大手企業の販売価格を参考にしています。
他にもAmazonの活用方法として、競合商品のレビューや商品ページを見て、日本にはないお茶の飲み方や作り方を見つけることで、自社商品の訴求方法の参考にしています。自社商品のレビューには、商品サンプルを提供することでレビュー作成の依頼ができるAmazon Vineも活用し、消費者からのレビューを増やす工夫をしています。

海外消費者向けの越境ECでは、海外消費者のニーズに沿った付加価値がつく商品であれば、国内販売や海外向けBtoB販売よりも高い利益率になると考えています。そのため越境ECにはさらに力を入れていきたいと考えています。
JAPAN STOREの米国プログラムで手ごたえを感じることができたため、米国でもさらなる販売拡大を目指しつつ、次はJAPAN STOREの英国プログラムにも挑戦します。現在JAPAN STOREのVATサポートを利用し、英国販売で必要となるVAT登録も完了し販売を開始しています。