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Earthink株式会社

日本のこだわり商品を米国Amazonで認知向上、販促させる工夫とは

日本の中小企業の魅力ある食品を集めたサイト「Japan Village」を、2015年からAmazon.com（米国）上で運営。主に、添加物を使わない天然素材の商品、「有機」「ハラル」「減塩」など健康的付加価値のついた食品、「ここでしか買えない」というニッチな商品を厳選し、販売している。

兵庫県三田市ウェブサイト

展開国・地域：: 米国
事業内容：: 食品・雑貨の企画製造、卸、貿易、小売、通信販売

同社提供、代表の崎野氏（右）と米国アマゾン担当の米田氏（左）

米国Amazonでの露出拡大を目指し、JAPAN STORE事業に参加

弊社は2015年にAmazon.com（米国）に初出店し、鰻の蒲焼やみそ漬がっこ等、日本の中小企業様の魅力ある食品を集めたサイト「Japan Village」を運営しています。
また、食品メーカー様と一緒にAmazon向けの商品開発も行っています。
2021年にEarthink StoreとしてAmazon上のブランド登録を完了させたことをきっかけに、さらなる売り上げ拡大を望み、数多あるAmazonの商品の中から弊社の商品を見つけてもらえるよう試行錯誤しておりました。まさにそのタイミングでJAPAN STOREのお話をいただき、ぜひとも参加したい！と、全く悩むことなくすぐに参加を決めました。

レシピや用途をわかりやすく紹介することでリピートを獲得

弊社は、日本の健康的付加価値のついた食品や「ここでしか買えない」というニッチな商品を厳選、販売しています。海外の消費者になじみの薄い日本の食品に関しては、商品に添付しているリーフレットやPOST（Amazon上のSNS）などを利用してその食品の用途やレシピを丁寧に説明することを大切にしています。また、商品紹介コンテンツ（A＋）を使い、メーカー様の商品への思いや、商品の背景にあるストーリーを細やかに伝えるように心がけています。そして、調理過程を動画で説明するなど、自分で調理する楽しさや魅力も打ち出し、リピート購入につなげています。

商品の魅力や日本文化を発信することで、ストアのフォロワー数増加、露出拡大に

POSTの投稿は、ジェトロ主催のウェビナーをきっかけに始めました。セールス感の強い投稿ではなく、商品の魅力、ストーリー、日本文化など、より日本を身近に感じてもらう内容にすることを心掛け、Earthinkストアのフォロワー数が順調に増加しています。また、プライムデーなどのイベント前や、販促を強化したい商品があるときにはPOSTの投稿を集中的に行うことで露出がさらに増えました。

現地のオフラインイベントへの参加を通して、売上増加につなげる

JAPAN STORE事業を通して、米国で開催した展示会Winter Fancy Food Show 2023に参加したことも有効でした。同展示会に出品するにあたり、事業者向けの価格設定や数量割引の方法を事前セミナーで知り、キャンペーン出品商品以外にも設定を行い、事業者からのリピート購買の増加につなげることができました。

商材に合わせてFBA配送と自社配送を使い分け

米国現地での商品の受注、発送、カスタマーサービス、返品対応をAmazonが行うフルフィルメント by Amazon（FBA）を2016年から使い始めました。
FBAに納品する際、普段の配送はクーリエを利用していますが、フリーズドライのお味噌汁のような、軽くて容積が大きい商品は非常にコストがかかります。そのため、お味噌汁のような商品は国内の物流会社に委託し、価格の安いレートで送り、出荷のスピードが求められる商品は自社から発送するなど、商品に応じて出荷方法を分けることで、コストを抑制する工夫をしています。

JAPAN STORE事業で提供される複数のウェビナーや講座でSEO対策や広告運用等について学んだことで、それまで全く動きがなかった商品が品切れになる等、効果を感じています。参加した講座でペルソナを確定させることができたことで、これまでよりもさらに統一感のあるこだわりの商品を増やしていくことができると期待しています。
今後は、食品だけでなく雑貨のラインアップも拡大し、アメリカの消費者が日本のことをより一層好きになっていただけるようなストア作りを進めていく予定です。