大豊産業株式会社
コロナ禍でも進む、タイ進出への一歩
香川県高松市 ウェブサイト
- 展開国・地域:
- タイ
- 事業内容:
-
「省力化」「インフラ整備」「新エネルギー」を担うトータル・エンジニアリング企業
養鶏場で死んだ鶏を自動検知する「ロボコッコ」の製造開発
SDGs を胸に世界へ、全社を挙げての海外展開
2019年、代表取締役社長に就任した際、新たな方針としてSDGsを掲げました。日本だけでなく、世界中にはまだ困っている人々がおり、当社として役立てる場があると確信しています。この信念が、海外展開の原動力となっています。しかし、これまで国内のみでの活動が中心だったため、社員には海外への意識が薄いという課題がありました。そこで、現場の社員を次々とタイに連れて行き、海外ビジネスを体感してもらっています。タイの商談は日本とは異なる文化や常識に触れることが多く、不確実性もありますが、タイを訪れた社員は新たな魅力を感じ、帰国後もその熱意は冷めることがありません
海外展開の舞台としてタイを選んだ背景には、私の8年間のタイ滞在経験があります。しかし、海外展開をはじめた矢先にコロナ禍となり、タイに渡航できずビジネスが進みませんでした。そこで大きな転機となったのがジェトロ香川事務所と香川県が主催するタイ・オンライン商談会でした。コロナ禍の中、このオンライン商談を通じてタイの大手企業との繋がりを築くことができ、2022 年7 月にタイへの渡航を再開して海外展開を進め、2023年4月には現地法人を立ち上げることができました。初めての海外ビジネスでも、専門家のアドバイスやスポット専門家による法務相談を通じて、安全かつ効果的に事業を進めています。
海外展開、社員の視野を広げ、組織を活性化
当社が開発した「ロボコッコ」は、養鶏場で死んだ鶏を自動検知する技術を持っています。この技術を単に輸出するのではなく、タイの先進技術と組み合わせて展開を進めています。社長と営業責任者が直接タイを訪問するため、海外でも迅速な決断が可能で、ロボコッコの他にも、タイのスタートアップ企業への出資をするなど、広く日本とタイの協業を進めています。海外を体験することで、社員の視野が広がり、その生活が充実することを実感しています。輸出に対応する部署の設置や、外国人材の雇用など、海外展開をはじめることで、これまでにない社内の活性化と会社組織への大きな変化がもたらされています。
ジェトロ香川事務所のコメント
コロナ禍ではタイへの渡航が叶いませんでしたが、その間もオンラインで商談を重ねました。そして渡航制限があけ、今まさにタイでのビジネスの成功をつかもうとしています。それも単に販路開拓だけではなく、タイ企業との協業、そして出資などバリエーション豊かな形で進められています。乾社長による海外展開への熱意がさまざまな形となり、今後タイだけでなくさまざまな国で具現化されていくものと思います。
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- 新輸出大国コンソーシアム
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大豊産業株式会社
香川県高松市
http://www.taihos.co.jp
代表取締役社長:乾 和行
設立年:1949年
従業員:243名
事業内容:「省力化」「インフラ整備」「新エネルギー」を担うトータル・エンジニアリング企業
養鶏場で死んだ鶏を自動検知する「ロボコッコ」の製造開発
2023年12月