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藤精機株式会社

19歳のときに米国で抱いた夢。その想いが実現します

板金、プレス・金型、マシニング、設計開発、難加工・複合加工など幅広い分野での加工を、試作から量産まで手掛ける。2018年5月に米国・ロサンゼルスに米国現地法人設立。工場は2019年7月に稼働予定

山梨県中巨摩郡 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

展開国・地域:
2018年 米国
事業内容:
設計開発・精密鈑金加工(レーザーカット、べンディング、ウェルディング、パイプフレーム製作)・プレス金型製作・プレス加工・マシニング加工・CFRP加工

代表取締役/CEO 新藤 淳 氏

19歳で圧倒された米国へ、念願の進出

19歳のときに米国へ短期留学したのですが、そのスケールやダイナミックさ、体験することのすべてにカルチャーショックを受けました。「いつかは米国で……」という想いをずっと持っていましたが、今回の進出で、それがようやく叶いました。ただ、最初に米国進出を社内で発表したときはみんながきょとんとしていて、ほとんど反応がありませんでした。それでも一人ずつ実際に米国へ連れて行くと、みんなの意識が変わるようで、どんどん“同志”が増えていきましたね。今では社内一丸となって米国進出を成功させるという気持ちを持ってくれていると感じています。進出した場所は、ロサンゼルス南のラグーナヒルズです。この周辺にはイノベーションを起こそうとしている企業がたくさんあり、そこから試作品の加工を受注します。日本の技術力の高さを生かした、難易度の高い加工を誠意を持って対応することによって勝負出来ると確信しています。

米国人スタッフのストレイリー・ウィリアムさん。米国工場で営業を担当するため山梨本社で研修中

現地での交渉はジェトロ専門家の迫力がすごかった

米国進出の決断を促したきっかけは、ジェトロ主催の商談会「Japan Innovation Showcase at FCA」でした。そこが「新輸出大国コンソーシアム」を知るきっかけとなりました。米国に行けば行くほどマーケットがある、全米のスタートアップ企業がお客さんになる可能性があると感じました。現地に自社工場を購入したのですが、その際にジェトロの専門家が一緒になって現地の不動産屋と英語で交渉してくれて助かりました。向こうは非常にタフなネゴシエーションをしてくるのですが、ジェトロの専門家の迫力もすごかった!我々だけではとても交渉できなかったと思います。工場は2019年7月に稼働を開始し、営業は米国人スタッフが担当します。今は、弊社の山梨工場でどんなものが作れるのかを学んでもらっています。私が感じたのは米国ではコストよりも技術を評価してくれるという点です。現地のオフィスをほかの日本企業にも開放して、サポート体制を作り、一緒に米国で「メイド・イン・ジャパン」の技術を広めていきたいと思っています。

米国のエンジニアリング会社の設計で製作した災害時の津波避難用救命装置「サバイバルカプセル」

米国工場には、試作品加工に特化した最新の3Dレーザー・プレスブレーキ・ウェルディングマシンを導入予定

「いろいろなことができる」が藤精機のカラー

私が会社を引き継いだのはちょうどリーマンショックのときで、売り上げがピーク時の3分の1にまで減っていました。そこで、なにかひとつの技術に頼らず、また日本だけでなく海外へも展開して“リスクの分散”をしなければと考えるようになりました。コンサルタントの方によく「藤精機にしかないストロングポイントはなんですか?」と聞かれますが、それがないことが私たちのカラー。プレス・金型製作、マシニング、板金、複合加工、設計・デザインなんでもできる。そういった技術があるからこそ、米国でも要望される試作品づくりにフレキシブルに対応できると考えています。今後は航空・宇宙関連事業、燃料電池の分野にも進出していきます。海外進出は夢と強い想いを持つことが大切だと感じました。人手不足といわれていますが、新卒採用をはじめ、スタッフ採用も順調です。これも海外進出というキーワードが大きく影響しているのだと思います。

専門家からのポイント

新藤社長の米国進出にかける思い・ビジョンを理解し、準備段階のリスク分析・事業計画策定等での共同作業を通して相互の信頼関係を構築できたこと、一連の現地同行支援(法人設立、就労ビザ取得手続き、製造拠点設立地域確定、工場用物件取得、建設業者開拓、その他委託業務業者開拓等)でスムーズなハンズオン支援が可能になったことが成功につながりました。そして、社内の皆さんにご協力をいただいたことで、プロジェクトの推進にも弾みがつき、本社のサポート体制が構築されたことも大きな成功のカギだったと感じています。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 新輸出大国コンソーシアム
    日本企業の海外展開を支援する全国のあらゆる支援機関が結集し、海外展開にご関心をお持ちの中堅・中小企業の皆様へワンストップの支援サービスを提供します。

藤精機株式会社

山梨県中巨摩郡
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代表者:
新藤 淳
設立年:
1968年11月
従業員:
89名
事業内容:
設計開発・精密鈑金加工(レーザーカット、べンディング、ウェルディング、パイプフレーム製作)・プレス金型製作・プレス加工・マシニング加工・CFRP加工

2019年3月

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