1. サイトトップ
  2. ジェトロ活用事例
  3. 有限会社石橋屋:ジェトロ活用歴9年、取引は20ヵ国以上に拡大

有限会社石橋屋
ジェトロ活用歴9年、取引は20ヵ国以上に拡大

1877(明治10)年創業の蒟蒻メーカーで、昔ながらのバタ練り製法で製造する老舗企業である(こんにゃくを作るとき、蒟蒻のりを四角い鉄の箱に羽根が付いたシンプルな器具に入れ、よく錬る。その際、「バタバタ」と音がなることから「バタ練り」と呼ばれる)。海外20ヵ国以上に輸出しており、海外展開では県内食品業界のリーダー的存在。

海外ビジネス経験
:あり
目的
:輸出
対象国・地域
:東南アジア、北米、EU中東、各国等、20ヵ国以上

工場内作業

ジェトロ活用のメリット

貿易投資相談やミニ調査等を活用して現地市場の情報を把握してから海外展示会に参加することで、より効果的な商談が可能となったほか、他の出展者やバイヤーとの情報交換が新製品の開発やコラボレーションにつながった。

昔ながらの製法で蒟蒻を世界へ

手作りの伝統にこだわる石橋屋は創業以来、大量生産方式ではなく、蒟蒻ひとつひとつを昔ながらのバタ練製法で造り上げる。2002年、シンガポールの百貨店の催事で初めて実演販売を行った際、予想以上の高い評価を受け、商品は全て完売。これをきっかけに海外市場に目を向け、手作りの日本の蒟蒻を世界に広めるべく、取り組みを開始した。
06年、海外展示会、販路開拓方法や貿易実務について情報収集するため、貿易投資相談からジェトロの利用が始まった。07年にはANUGA(世界最大級の総合食品見本市、開催地 ドイツ・フランクフルト)に出展。その後、社長の強い意思のもと海外展開を加速させ、欧州、米国、アジア各国の展示会に参加するようになる。
09年には輸出有望案件支援企業に採択され、専門家の個別支援を受けながら海外展示会や商談会に参加。米国市場については海外ミニ調査サービスを活用、得られた市場・競合情報を基に戦略を立ててから現地の展示会に出展するなど、ジェトロをうまく活用しながら開拓を1歩1歩進めていった。


SIAL(パリ)2015展示会

ジェトロ活用歴9年、取引は20ヵ国以上に拡大

イベントへの参加のみならず、ジェトロへの相談も欠かさない。相談の中で得たアドバイザーの助言を受け、現地スーパーやレストランへの提案に向け、現地の消費者の嗜好に合った製品を新たに開発することになり、パスタに替わるヘルシー食材として海外市場向けに「こんにゃく麺」が完成。麵にほうれん草、かぼちゃ、にんじんを混ぜたり、ソースが絡みやすいよう麵の断面を星型にするといった工夫が奏功し、米国、欧州では市場に定着しつつある。なお、同商品は12年、「ものづくり日本大賞」九州経済産業局長賞を受賞した。
輸出先の規制をクリアする際、ジェトロのアドバイザーが突破口を見つけ出すこともあった。輸出先から蒟蒻の原材料である芋に含まれるアルカロイドの安全証明を求められた際は、アドバイザーが文献を調べて対応、無事輸出に繋がった。また、蒟蒻ゼリーが輸入禁止とされているEUについては、アドバイザーが提供した、蒟蒻の含有成分量が蒟蒻ゼリーと異なることを示す文献を基に規制当局に同社製品は輸入可能であると訴えた。
ジェトロの活用とともに加速した海外取引は、東南アジアを皮切りに米国、中東へと広がり、近年はEU各国にも拡大し、輸出実績は計20ヵ国以上にのぼる。定期的な出荷先も増えつつあり、昔ながらの製法の魅力を知る海外市場のさらなる拡大が期待される。


(有)石橋屋
代表取締役 石橋 渉 氏

今後、当社の蒟蒻が米国・欧州の現地スーパーに並ぶことを目標に、積極的に海外輸出に取り組みたい。

写真 代表取締役 石橋 渉 氏
ジェトロ福岡
所員 南場 一輝

世界に蒟蒻を広めるパイオニアである同社の新たな海外市場作りに貢献できるよう、引き続き支援していきたい。

写真 ジェトロ福岡 所員 南場 一輝

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 輸出有望案件支援サービス
    輸出戦略の策定から契約締結まで専門家がお手伝いします。優秀な製品を持っていながらこれまで輸出経験がない、あるいは輸出ビジネスを躊躇している中小企業が対象です。

有限会社石橋屋

福岡県大牟田市大字上内529番地
Tel:0944-58-6683
http://www.konjac.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
http://www.konjac.jp/eng/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表取締役:石橋 渉
従業員:16名 資本金:800万円
事業内容:蒟蒻製造業

2016年3月

関連情報

ご相談・お問い合わせ

現地日系企業の皆様

最寄りのジェトロ事務所にご連絡ください。