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ユミコア日本触媒株式会社

規模拡張で取引拡大を目指す

ユミコア日本触媒株式会社

愛知県常滑市
自動車触媒の研究開発・製造・販売

<外国企業誘致> 対象国・地域:ベルギー

写真:自動車触媒

排気ガスの有害物質を無害化する浄化触媒

ユミコア日本触媒は、2013年9月に愛知県常滑市に研究開発拠点を設立した。自動車の排気ガスの有害物質を除去して無害化する自動車用の排気ガス浄化触媒を製造、販売している。同社が扱う触媒分野は、環境配慮型の次世代自動車に不可欠であり、今後の自動車産業でも極めて重視されている分野である。

ユミコア日本触媒は、エネルギー関連材料や触媒、貴金属リサイクルなどを手がけるベルギーのユミコア社と、自動車用触媒も手がける日本の大手化学品メーカー、日本触媒の合弁で、12年に誕生した。日本での事業展開を目指すユミコア社と海外事業を強化したい日本触媒の思惑が合致したのだ。ユミコア日本触媒は兵庫県姫路市に製造・研究開発拠点を設立、ユミコア社が世界各地で展開する製造・営業拠点を使って、グローバル展開する日系自動車メーカーとの取引を拡大している。より高度な研究開発を行い、日系メーカーの多様化するニーズに応えるため、日本での拠点拡大を図った。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

対日投資コンサルティング

ジェトロから補助金情報を入手、投資が前進

投資先の候補地として愛知県以外の地域もいくつか検討したが、日系自動車メーカーの拠点への近さやアクセスのよさ、自治体の各種誘致制度などの要素を考慮し、同県常滑市への立地を決めた。 特に、愛知県が高度先端分野における大規模投資に対して助成する補助金、「21世紀高度先端産業立地補助金」は大きな決め手となった。

また、国からは外国企業誘致のための補助金「平成23年度アジア拠点化立地推進事業費補助金」や雇用を創出し低炭素型社会構築に資する事業を対象とした補助金「低炭素型雇用創出産業立地推進事業費補助金」を得ることができた。そのほか、常滑市からは固定資産税の3年間免除、雇用助成金などの優遇措置を得ている。

同社は、兵庫県への拠点設立以来、長期にわたりジェトロから様々な情報を入手してきた。愛知県への投資においてもジェトロや自治体、地域の経済産業局などとコンタクトする中で補助金制度の情報を入手している。投資を決定した当時は円高だったこともあり、補助金の情報は同社の日本への投資の優先度を引き上げる大きな要因となった。


常滑市の研究開発拠点

規模拡張で取引拡大を目指す

常滑市の拠点は、研究開発機能だけでなく本社機能も担う。現在姫路にある研究開発機能の一部も常滑市の拠点に集約し、補助金などを効果的に利用しながら、さらに規模を拡張する方針だ。

同社によると、日本は投資先として税制面、インフラコスト面などでまだ多くの課題を抱えている。しかし、同社の投資により地域で新たな雇用、新たな技術が創出されるなど、地域への経済効果は高い。同社としては、地域との共存を図りながら、最新技術の開発と日系自動車メーカーとのさらなる取引拡大に注力する方針だ。

日本市場におけるシェアを拡大する
代表取締役社長 村松 正隆 氏

2020年までに日系自動車メーカー向けのシェア20%以上を目指している。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 貿易投資相談
    本部(東京)、大阪本部、国内各地の貿易情報センターなどでは、お客様から電話、Fax、E-mailで寄せられるご相談にお答えします。

ユミコア日本触媒株式会社

愛知県常滑市りんくう町1-25-19
Tel:0569-38-7670

従業員:120名 資本金:7億5,000万円

2015年3月

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