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株式会社小川屋

多店舗展開や製麺業の進出も視野に

株式会社小川屋

長崎県島原市
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麺類製造販売・日配商品仕入販売

<海外進出> 対象国・地域:タイ

写真:「Kinshiro 金四楼」バンコク店

地元島原に貢献する麺メーカー

1926年創業の小川屋は「おいしさは笑顔」をモットーに、長崎ちゃんぽんや皿うどんをはじめ各種の麺製品を製造している。もやし製造で創業した同社は、現社長の小川知孝氏が2年かけて先代社長を説得して、85年から麺製品製造に進出。販路は関西や関東まで広がり、生協やスーパーマーケットなどの小売店に出荷するほか、独自のスープと麺のおいしさを生かして通信販売や飲食店の運営も行う。

地域のスポーツ少年団や教育関連の活動に対する支援、99年のHACCPに準拠した工場の新設など、顧客との信頼関係の構築や地域との共生を大切にしている。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

海外ビジネス・サポートセンター(BSC)(2014年7月~10月)
商談会参加
その他(バンコクテストキッチン(2014年2月~3月)

ジェトロのテストキッチン事業で糸口をつかむ

海外進出に目が向いたのは、8年前のバンコク視察から。当初は麺類の輸出を目指して、半年に1回程度現地を訪れた。持参した皿うどんやちゃんぽんが賞賛された一方で、現地の外食店が提供するこれらの料理は長崎の味と異なり、関心は自ら飲食店を出店することに移っていった。その意欲が具体化したきっかけは、同社の営業担当者が福岡ABC(福岡県のビジネス支援機関)から、ジェトロのバンコク外食商談会(2013年9月)への参加を勧められたことだ。

14年2~3月には、バンコクにある有力商業施設内で行われたジェトロの「タイ(バンコク)テストキッチン事業」に参加した。約1ヵ月半の間に進出に必要なプロセスを実際にこなすこととなり、タイ人が好む味や料理の調査、パートナー候補探し、物件探しなどが一挙に進展した。

会期中の消費者の反応や、熱心で良心的なタイ人パートナーに巡り合ったことで自信を深めた同社は、その後、ジェトロのバンコク・ビジネス・サポートセンターに入居。ジェトロの担当者や、取引金融機関の在バンコク駐在員から各種のアドバイスを受けた。準備は効率的、効果的に進み、14年12月に外食店「Kinshiro(金四楼)」をバンコク市内に出店。長崎県内の自社店舗に勤務していたシェフと、ジェトロのテストキッチン事業で他社店舗に参加していたシェフの2名体制で、和・洋・中の各料理やデザートを幅広く提供する。食材は毎朝、シェフが市場に出向いて地元の野菜、肉類、鶏卵を仕入れる。ただし、こだわりの麺類は国内の自社工場からの直送だ。


バンコクテストキッチン

多店舗展開や製麺業の進出も視野に

バンコク出店は、同社の経営によい刺激となっている。これまで知り合う機会がなかった他県の食品製造業や、全国ホテルチェーンの幹部、シンガーソングライターなどが来店し、経営面で大きなヒントを得ることがあるほか、Kinshiroのレシピを長崎県内の店舗にフィードバックしている。

タイ人パートナーの父はすでに、Kinshiroの大ファン。地場の有力企業の幹部である同氏を中心に、タイ人のファミリー客や、日系企業駐在員を口コミで獲得している。一方で、コース料理での予約にもかかわらず、1~2時間遅れの来店や人数が減ることが珍しくなく、現地ならでの難しさもある。

現在、多店舗展開による収益の安定化をめざして、バンコク郊外の新興住宅地区に2号店の準備を始めている。さらに、製麺業の現地進出も視野に入れている。

素晴らしい店作りを目指す
代表取締役社長 小川 知孝 氏

バンコクは流行の店に消費者が移動する市場だが、持続性のあるビジネスを目指して、よりよい味の料理をリーズナブルな価格で提供していく。多店舗展開を進めながら、3年後には今以上の素晴らしい店を実現したい。

ご利用いただいたジェトロのサービス

株式会社小川屋

長崎県島原市前浜町乙89番地
Tel:0957-64-0689
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従業員:80名 資本金:1,000万円

2015年3月

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