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株式会社開化堂 米国インテリア専門誌の「職人技賞」受賞で引き合い殺到

株式会社開化堂

京都府京都市
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茶筒製造・卸

<輸出> 対象国・地域:米国、フランス、台湾、英国、中国、イタリア、スイス、スウェーデン、オーストラリア 他

写真:銅製茶筒

140年、京都伝統の技が世界を魅了

開化堂は、1875 年創業の茶筒の老舗で、ブリキを使った「丸鑵(かん)」の草分け的存在だ。130余もの細かい手作り工程による伝統的手法を守り続けている。

銅・真鍮・ブリキ制の茶筒は、塗装を施さず素材の地肌を活かした作りで、使いこむほど「手擦り」によって色合いや手触りに深みとぬくもりが出てくる。蓋を茶筒の口に合わせると自ずと筒に納まっていく気密性の高さで、まさに職人技の極みというべき精緻な作りだ。

六代目の八木社長は、土産物店で自社の茶筒が外国人観光客に売れる様子を見て、海外ビジネスに関心を持つようになったという。英国の有名紅茶店が同社茶筒を気に入り、英国で実演販売したのがはじまり。英国では1週間で約50本を売り上げた。その後も世界各地で実演販売を行い、好評を得たことで、海外で売上げを伸ばせると確信した。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

見本市・展示会への出展支援
商談会参加
輸出有望案件支援サービス

展示会主催の受賞で引き合い殺到

世界展開に欠かせないブランドイメージの確立のため、有力展示会への出展を続けた。2010年から2年連続で参加したメゾン・エ・オブジェ(世界最高峰のインテリア&デザイン関連見本市、開催地パリ)では、名刺とあわせ相手の名前を彫った「茶さじ」をプレス関係者に手渡し、多数の有名雑誌に同社の茶筒を取り上げてもらうことに成功した。

12年にはICFF(ニューヨーク国際現代家具見本市)でジェトロが出展したジャパン・パビリオンに参加、高度な伝統技術と現代風デザインが評価され、米国の著名なインテリア専門誌6誌の編集者が選ぶICFFエディターズ・アワードでクラフトマンシップ(職人技)賞を受賞。米国での知名度が一気に高まり、会期中だけで200件を超える引き合いが寄せられた。

同年、ジェトロの輸出有望案件支援企業に採択され、専門家のアドバイスのもと、商品群や販売ターゲットを絞込むとともに、現地の人々の日常生活により受け入れられるよう、展示会ではモダンでカジュアルな印象の広報資材を使った。広く市場の関心を惹きよせたうえで、歴史や製造工程といった商品の「深み」を伝える狙いだった。

ICFF(ニューヨーク国際現代家具見本市)
2012

日本の伝統工芸を世界に広めたい

展示会の出展などを通じて海外で人脈を築き、海外での知名度はあがった。「次は地元で勝負をするタイミングだ」。八木社長は12年、地元京都で伝統工芸を継ぐ若い後継者6名で、クリエイティブユニット“GO ON”を立ち上げた。海外から目の肥えた人々を京都に呼び込み、「旅行とは一味違う体験を通じて、世界中の目利きの方々との関係を強固にする」プロジェクトを展開している。

輸出に真剣に取り組む覚悟を明確に
取締役 八木 隆裕 氏

日本の伝統工芸を海外に広め、新たな市場を切り開いていく。将来的には、売り上げのうち2 割を海外で上げることが目標。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 展示会・商談会への参加
    海外販路開拓のきっかけとなる展示会・商談会への出展をサポートします。
  • 輸出有望案件支援サービス
    輸出戦略の策定から契約締結まで専門家がお手伝いします。優秀な製品を持っていながらこれまで輸出経験がない、あるいは輸出ビジネスを躊躇している中小企業が対象です。

株式会社開化堂

京都府京都市下京区河原町六条東入
Tel:075-351-5788
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従業員:12名 資本金:500万円

2015年3月

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