1. サイトトップ
  2. ジェトロ活用事例
  3. アタカ株式会社 : 地域間交流支援事業をきっかけにベトナム市場へ

アタカ株式会社

地域間交流支援事業をきっかけにベトナム市場へ

アタカ株式会社

福岡県北九州市
http://www.ataka-ac.com/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
エンジニアリング、設計、商社

<輸出>対象・地域:ベトナム

 写真:バイオトイレ

自然環境にやさしいバイオトイレ

アタカは、1976年に鉄鋼分野の企業向け商社から始まり、現在では商事部門とエンジニアリング部門を柱とする。商事部門で取り扱っている商品の1つが自然循環型トイレ「バイオトイレ」だ。微生物を利用して排泄物の悪臭を抑制、分解し、排泄物を溜めずに汲み取りなどの後処理の負担を軽くできる、自然環境にやさしい商品だ。上下水道がない場所でも利用可能で、登山道や地下作業場などで利用されてきた。

国内ビジネスが順調に拡大する一方で、新規事業を模索する中で海外への輸出という選択肢が出てきたことから、近隣の韓国への輸出に取り組んだ。しかし、取引先との人間関係やビジネスの進め方で齟齬が生じ、継続的な取引にはつながらなかった。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

地域間交流支援事業(RIT事業)(2012年8月~13年3月)

地域間交流支援事業をきっかけにベトナム市場へ

2012年8月、ジェトロの北九州市とベトナム・ハノイ、ハイフォン地域における地域間交流支援(RIT)事業の一環で行われたベトナム視察ミッションに偶然ながら参加する機会を得た。その際、水ビジネス関連の展示会「VIET WATER 2012」に「バイオトイレ」を出展したところ、想像以上の反応があり、展示会に訪れていた現地のクアンニン省から引き合いがあり、世界遺産ハロン湾への試験機導入を打診された。

商社として海外輸出の経験はあるものの、ベトナム市場は未経験。帰国後すぐに、メーカーとビジネスモデルについて話し合い、まずはユーザーを増やすことを重視し、少ない利益ながらも確実にビジネスを継続できる方式を取ることとした。日本から完成品を輸出すると価格が高くなりすぎるため、商品の鍵を握るバイオチップのみを日本から輸出し、現地側に生産、営業、販売までを任せたのだ。

日本での商談機会を設けるため、13年2月、ジェトロはベトナムの有力企業を北九州に招へいし、同社も複数回の商談を行った。その結果、価格面での折り合いがつき、試験機の委託生産が実現、ハロン湾では現在試験運転中である。同地域は観光客が増加する一方、多額の費用がかかる上下水道の整備は難しいことから、簡便に設置でき、環境にも優しいバイオトイレはまさにニーズに合致した商品だったといえる。     


VIET WATER 2012

無尽蔵に広がる市場に日本の誇れる商品を

実は同社の取引先であるバイオトイレの製造企業も、会社の規模、人員体制、採算性、海外経験などの点からして、海外での販売はほぼ無理だと考えていた。

しかし、同社は海外での展示会出展、具体的な商談をきっかけに、思いもよらないビジネスチャンスをものにした経験を通じ、海外に無尽蔵の市場が広がっていることに気づかされた。今後もバイオトイレをはじめとする日本の技術を活かした商品を海外市場に積極的に売り出していく。

新しい分野への商材投入も視野に
代表取締役社長 桂木 正弘氏

ベトナムは水洗トイレが普及している場所も多く、バイオトイレの需要が限定的である可能性もある。教育分野への商材の投入など、幅広い分野と市場にアプローチしたい。

写真:アタカ社屋

ご利用いただいたジェトロのサービス

アタカ株式会社

福岡県北九州市八幡東区中央2丁目10-1
Tel:093-662-5131
http://www.ataka-ac.com/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
従業員:30名 資本金:3,200万円

2015年3月

関連情報

ご相談・お問い合わせ

現地日系企業の皆様

最寄りのジェトロ事務所にご連絡ください。