ビジネス短信
中南米における映像コンテンツ産業の現状
2013年6月に策定された日本再興戦略の中で、2018年までに放送コンテンツ関連の海外売上高を現在(63億円)の3倍にすることが定められた。中南米地域は、一部のアニメやドラマ、映画を除けば、日本製の映像コンテンツにとって未開拓の市場といえる。食品などと異なり、映像コンテンツは地理的な影響を受けにくい商材であり、物理的な距離がある中南米地域であっても新たな販路開拓先の候補になり得よう。そこで、知られざる中南米主要国の映像コンテンツ産業の現状などについて、ジェトロの在中南米事務所が情報収集した結果を17回にわたって報告する。