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特集 2016年の対中直接投資動向
2016年の中国への直接投資実行額は、前年比0.2%減(ドルベース)となり、2012年以来4年ぶりに減少に転じた。業種別にみると、製造業が10.2%減と2桁減となる一方、非製造業はリース・商業サービス、卸・小売り、情報通信・コンピュータサービスなどの好調を受けて、4.2%増とプラスの伸びを維持した。国・地域別では、1位の香港が5.9%減となり、構成比も7割を切った。日本の順位は2015年の5位から7位へと低下した。本特集では、中国側の統計を基に各地方の動向を概観するとともに、香港、台湾、韓国からの投資動向についても報告する。