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2014年上半期の対中直接投資動向

2014年上半期(1~6月)の対中投資実行額は、前年同期比2.2%増と上半期ベースでは2半期連続で増加した。契約件数は、1万973件で前年同期比3.2%増と、2013年通年の8.6%減から増加に転じた。業種別にみると、製造業は2桁減だったが、非製造業は不動産に牽引され2桁増となった。国・地域別では、香港が2桁増となり、シェアも約7割に拡大した。増加を牽引したのは、不動産を中心とした第三次産業向けの伸びが堅調だったこと、日欧米からの投資が減少する中で香港からの投資が2桁増だったことが挙げられる。また日本の対外直接投資に占める中国のシェアは微減した。本特集では、2014年上半期の対中直接投資動向について地域別に概観するとともに、韓国、香港、台湾からの動向も加えて多角的に報告する。

2014年11月7日 製造業、非製造業ともに不振で前年同期比37.4%減−2014年上半期の対中直接投資動向(14)−(韓国、中国) 無料
2014年11月6日 化学材料と非金属鉱物製品が急増、全体の伸びを牽引−2014年上半期の対中直接投資動向(13)−(台湾、中国) 無料
2014年11月5日 契約件数、実行額とも増加、国・地域別で首位を維持−2014年上半期の対中直接投資動向(12)−(中国、香港)
2014年11月4日 日本企業の投資は前年同期比2.4%の微増(湖北省)−2014年上半期の対中直接投資動向(11)−(中国)
2014年10月31日 四川省と成都市は微増、重慶市は大幅減に(四川省、重慶市)−2014年上半期の対中直接投資動向(10)−(中国)
2014年10月30日 第三次産業が牽引し、20.1%増と高い伸びを維持(安徽省)−2014年上半期の対中直接投資動向(9)−(中国)
2014年10月29日 シンガポールと台湾からの投資が急増(山東省)−2014年上半期の対中直接投資動向(8)−(中国)
2014年10月28日 第三次産業向けを中心に契約件数・金額が拡大(広東省、福建省)−2014年上半期の対中直接投資動向(7)−(中国)
2014年10月27日 自動車とサービス産業中心に実行額は堅調な伸び(遼寧省)−2014年上半期の対中直接投資動向(6)−(中国)
2014年10月24日 江蘇省は微増、浙江省は2桁の伸び〔華東地域(2)〕−2014年上半期の対中直接投資動向(5)−(中国)
2014年10月23日 上海市への投資額は2桁増、契約件数の約5割は自由貿易試験区〔華東地域(1)〕−2014年上半期の対中直接投資動向(4)−(中国)
2014年10月22日 日本の投資は北京市と河北省で大幅減、天津市では増加維持(京津冀地域)−2014年上半期の対中直接投資動向(3)−(中国)
2014年10月21日 日本の対中投資は減少、内販目的の事業は拡大傾向−2014年上半期の対中直接投資動向(2)−(中国)
2014年10月20日 不動産向け投資の拡大が牽引し2.2%の増加−2014年上半期の対中直接投資動向(1)−(中国)