香港輸出信用保険局、中小企業向けの輸出支援計画を導入
(香港)
香港発
2026年05月20日
香港輸出信用保険局(HKECIC)は5月11日、中小輸出企業の支援および保護を目的とした「中小企業プロテクト・プラス(SME Protect Plus)」のパイロット計画(以下、本計画)
を7月から1年間を期間として導入すると発表した。本計画は、リスクが高く通常の信用枠審査では承認されない海外バイヤー(注1)との取引を行うに当たり、柔軟な引き受け基準の下で追加的な信用補完を提供することを目的とする。
本計画の適用対象は、中小企業保険制度(Small Business Policy、以下SBP)における既存または新規契約企業で、年間売上高5,000万香港ドル未満、計画の発表時点で会社設立後1年以上を経過しており、かつ関連条件を満たしている企業。
取引先の破産、支払い遅延、商品の受領拒否、地縁政治または社会状況の発生による代金回収不能など(注2)が補償対象となる。案件ごとに、損失額の70%または信用限度額の70%のいずれか低い方が保険金として支払われるほか、1社当たりの保険金支払総額は、60万香港ドル(約1,254万円、1香港ドル=約20.9円)を上限とされている。
(注1)設立期間が短い、事業規模が小さい、財務状況が脆弱(ぜいじゃく)、または取引先に関する情報が不十分など。
(注2)倒産手続き中、返済遅延売掛金を保有、もしくはその他既知の重大リスクがある、のいずれかに該当する取引先は、本制度の適用対象外となる。
〔黄莃倫(ケリー・ウォン)〕
(香港)
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