米FDA、食品トレーサビリティー規則の順守期限延期を発表
(米国)
シカゴ発
2025年03月24日
米国食品医薬品局(FDA)は3月20日、「特定の食品のトレーサビリティーに関する追加的な要件に関する規則」の順守期限を30カ月延期すると発表した。順守期限は2026年1月から2028年7月に変更されるとみられる。
同規則は「高リスク食品」の指定や必要な記録、保管の方法などを規定しており、2023年1月20日に発効し、3年後の2026年1月20日に規則順守が開始されることとなっていた(2020年9月30日記事、2022年11月24日記事参照)。
FDAは延期の理由として、サプライチェーン全体で調整を行うのに必要な時間の確保を挙げており、規則内容の変更は行わないとしている。官報掲載の手続きなどを経て後日、正式に同規則の順守期限が延期される。
3月20日時点では、食品トレーサビリティー規則のQ&A(2023年7月7日記事参照)などの補足資料についても、順守期限の延期発表を受けた更新はなされていない。
(注)順守期限延期発表前の最終規則などの日本語仮訳は農林水産省HPを参照。
(冨樫達也)
(米国)
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