UAE、2025年もCEPA締結拡大の勢い続く

(アラブ首長国連邦、ケニア、ニュージーランド、マレーシア、モロッコ、チリ、モーリシャス、日本、ベトナム、セルビア、ヨルダン、オーストラリア、湾岸協力会議(GCC)、サウジアラビア)

ドバイ発

2025年02月04日

アラブ首長国連邦(UAE)は、2025年に入っても引き続き、包括的経済連携協定(CEPA)の締結拡大に力を入れている。1月にはケニア、ニュージーランド、マレーシアとそれぞれ署名した。サーニー・ビン・アフマド・アール・ゼイユーディ貿易担当国務相は「ケニア、ニュージーランド、マレーシアとの署名はCEPA締結拡大達成に向けたモメンタム(勢い)を維持するための強力な後押しとなる」と述べた。

2024年の下半期の動きを振り返ると、7月にはモロッコとの交渉を妥結し、チリ、モーリシャスと署名した。9月には日本との交渉を開始(2024年9月19日記事参照)、10月にはベトナムと交渉入りした。同じく10月にセルビア、ヨルダン、11月にオーストラリアとそれぞれ署名した。

また、日・UAEの2国間のCEPA交渉に加えて、日・湾岸協力会議(GCC)経済連携協定(EPA)交渉も再開された。2024年12月には日GCC・EPA交渉再開後の第1回会合がサウジアラビアで開催され、今後の進展に期待が集まる。

(清水美香)

(アラブ首長国連邦、ケニア、ニュージーランド、マレーシア、モロッコ、チリ、モーリシャス、日本、ベトナム、セルビア、ヨルダン、オーストラリア、湾岸協力会議(GCC)、サウジアラビア)

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