インドネシア税関、国際郵便物の関税率を再度見直し

(インドネシア)

ジャカルタ発

2025年02月14日

インドネシア税関は2月3日、財務大臣規則2025年4号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発出し、国際郵便物に対する輸入関税の見直しを行った。前回の改正は2023年10月27日記事を参照。

同大臣規則により、これまではFOB価格で3ドル以上、1,500ドル未満のもので、7.5%の関税率を適用しない物品に対しては、物品ごとの一般税率を適用すると規定していたが、0%、15%、25%のいずれかの税率に割り振った(添付資料表1参照)。また、15%、25%を適用する物品に対しては、5%の所得税も課されることとなる。

今回の改正に伴い、これまで一般税率を適用していた品目のうち、一部で税率の減少、または変更がない品目も存在するものの、多くの品目に対しては実質的な税率の上昇となるため、留意する必要がある(添付資料表2参照)。

同法令ではこのほか、イスラム教徒の巡礼に伴う郵送品に係る例外なども規定している。施行日は規則発出日の2月3日から30日後を予定している。

(中村一平)

(インドネシア)

ビジネス短信 3f10cacb77826a47