第2回日・サウジアラビア外相級戦略対話、東京で開催

(サウジアラビア、日本)

リヤド発

2025年02月06日

岩屋毅外相とサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外相は2月3日、東京で開催された第2回日・サウジアラビア外相級戦略対話の共同議長を務めた。

ファイサル外相は、サウジアラビアと日本の70年にわたる外交関係は両国間の永続的なパートナーシップと価値観の共有を反映していると強調した。また、両国にとって具体的な成果をもたらす戦略的対話の重要性にも言及した。

この対話に際して、2つの協力覚書の署名式が行われた。覚書の内容は次のとおり。

  1. サウジアラビアと日本の間に戦略的パートナーシップ協議会を設立。
  2. 外交又は公用若しくは特別旅券所持者に対する短期滞在査証の要件の相互免除に関すること。

日本の外務省の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、岩屋外相は、世界の原油市場の安定化を主導するサウジアラビアの役割への引き続きの期待を伝えた。また、2023年に両国で設立した「ライトハウス・イニシアティブ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の下で、日本の技術を活用したクリーンエネルギーに関する協力について、進展していることを歓迎したという。さらに、両外相は観光、文化、スポーツ、エンターテインメントなどの分野で関係強化の取り組みを進めることを合意した。

(平田若菜)

(サウジアラビア、日本)

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