2024年12月のCPI上昇率は前年同月比3.0%
(ケニア)
ナイロビ発
2025年01月21日
ケニア国家統計局は2024年12月31日、同月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比3.0%だったと発表した。項目別で上昇率をみると、食料・飲料が4.8%、交通が0.2%だった。一方、住宅・水・電力・ガスは0.2%下落となった。前月に続き、キャベツ(33.0%)やジャガイモ(24.8%)、スクマウィキ(23.9%、注)など価格上昇の著しい項目もあるものの、全体としてはそれほどの価格上昇は起こらず、引き続き物価は安定している。
ケニアのスタンビック銀行は2025年1月6日、2024年12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を50.6と発表した。前月より0.3ポイント減少したものの、景気判断の境目となる50を上回った。同行エコノミストのクリストファー・レジリショ氏は「為替やインフレなど比較的安定した年末を迎えた。一方で、民間セクターの今後12カ月のビジネス見通しは依然として非常に弱いままにとどまる」と評価している。
(注)ケニアで最も食べられている野菜。
(佐藤丈治)
(ケニア)
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