2024年第3四半期GDPは前年同期比4.0%成長、ほとんどの産業で減速
(ケニア)
ナイロビ発
2025年01月21日
ケニア国家統計局(KNBS)は2025年1月7日、ケニアの2024年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率を前年同期比4.0%と発表した。KNBSは第2四半期の成長率(4.6%)と比べ、ほとんどの産業で減速したとしている。農林水産業(4.2%増)、卸・小売業(4.8%増)、宿泊・外食(13.7%増)、運輸(5.2%増)、情報通信(6.1%増)、金融・保険(4.7%増)などが成長を牽引したものの、鉱業(11.1%減)と建設(2.0%減)はマイナス成長だった。
農林水産業では、サトウキビの生産が第2四半期に続き好調で、前年の約3倍となる252万3,500トンに増加、牛乳の生産も6.5%増だった。一方、紅茶の生産は12.2%減の12万1,868トンにとどまった。
製造業は2.3%成長で、サトウキビや牛乳の生産の好調を受け、砂糖が約3倍、牛乳の生産が6.5%増となったほか、ソフトドリンクの生産も27.5%増となった。一方、亜鉛鋼板の生産は4.2%減、セメント生産が12.1%減となり、自動車組み立ては0.4%減の3,262台だった。
(佐藤丈治)
(ケニア)
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