ペゼシュキヤーン新内閣、国会での信任投票経て発足

(イラン)

テヘラン発

2024年08月23日

イランのマースード・ペゼシュキヤーン大統領が提出していた閣僚候補者名簿の信任投票が8月21日に国会で行われ、閣僚候補19人全員が信任された〔8月21日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。新内閣の閣僚は添付資料表を参照。

同日にペゼシュキヤーン大統領は最初の閣議を招集し、「各大臣は早急に各省庁・関連機関の人事を行い、協力して国家運営に当たること」と指示した。

同じ閣議の中で、ムハンマド・レザー・アーレフ副大統領は「今後4年間の政府の動きは、最高指導者の指針と、総合政策、第7次経済開発5カ年計画という3つの軸に基づいて進められる」と述べた(8月21日付大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

経済財務相には中央銀行や中央保険庁で総裁を務めたアブドゥルナーセル・ヘンマティ氏が選ばれた。また、元駐日大使のアッバース・アラーグチー氏が外相に就任したことが日本でも報道されているが、IRNAでは、日本の上川陽子外相が「イランが中東の平和と安定に向けて一層建設的な役割を果たし、国際社会との協調を進めることを強く期待している」と祝意を表す書簡を出したことが報じられた(8月21日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(マティン・バリネジャド、鈴木隆之)

(イラン)

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