ドバイ国際空港からアル・マクトゥーム国際空港への移転計画を発表

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2024年05月02日

4月28日付のドバイ政府メディアオフィスによると、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長は、ドバイ南部のアル・マクトゥーム国際空港の新旅客ターミナルの設計と工事開始を承認した。また今後、ドバイ国際空港の全ての業務をアル・マクトゥーム国際空港へ移管することも発表した。

新設されるターミナルによって、アル・マクトゥーム国際空港は、現在のドバイ国際空港の5倍の規模となり、400の航空機ゲートと5本の並行滑走路、年間の受け入れ可能旅客数は最大2億6,000万人という世界最大のキャパシティーを持つ空港となる(現在、主に利用されているドバイ国際空港の年間受け入れ旅客数は約8,700万人、2023年実績)。建設費用は1,280億ディルハム(約5兆5,040億円、1ディルハム=約43円)としている。

最終的な完成時期は発表されていないが、ドバイ民間航空管理局総裁兼エミレーツ航空グループ最高経営責任者(CEO)のアハメッド・ビン・サイード・アール・マクトゥーム氏は、新プロジェクトの第1フェーズは10年以内に準備が整い、年間1億5,000万人の旅客を収容できるようになる、とコメントした。

アル・マクトゥーム国際空港は、2005年から開発が開始され、2010年6月に貨物輸送が開業、2013年10月からは旅客便の発着も開始している。

現在、主に使われているドバイ国際空港は、ドバイ市内中心部に位置しており、これ以上の拡張は難しいとされていた。2024年4月30日付の現地紙「ザ・ナショナル」によると、同空港のポール・グリフィスCEOは「ドバイ国際空港からアル・マクトゥーム国際空港に全ての旅客業務を移転するという大がかりな作業は段階的に行われ、新しい施設(アル・マクトゥーム国際空港)が首長国唯一の巨大ハブとなるだろう」と述べた。また、「移転完了後は、ドバイ国際空港は閉鎖され、アル・ガーハウド地区(ドバイ国際空港が立地する地区)は再開発が行われる可能性が高い」と語った。

(太田尭久)

(アラブ首長国連邦)

ビジネス短信 e741e0f3074df6be