SKハイニックス、第1四半期の業績は大幅に改善

(韓国)

ソウル発

2024年05月02日

SKハイニックスは4月25日、2024年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した(添付資料表参照)。第1四半期の売上高は12兆4,296億ウォン(約1兆3,673億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は2兆8,860億ウォン、売上高営業利益率は23%を記録した。当期の売上高は第1四半期としては過去最高で、営業利益も第1四半期としては過去最高を記録した2018年に続き2番目に高い水準となった。

SKハイニックスは当期の業績および今後の展望について、次のとおり説明している。

  • 業績は本格的な回復局面に入った。
  • HBM(注)など、AI(人工知能)メモリー技術のリーダーシップを基に、AIサーバー向け製品の販売が拡大した。また、収益性重視の経営を行った結果、前期に比べ営業利益が急増した。
  • NAND型フラッシュメモリーはプレミアム製品の販売割合が拡大し、平均販売単価が上昇した。
  • 今後はAIメモリー需要拡大に合わせ、3月に量産を開始したHBM3E(2023年8月28日記事参照)の供給拡大や顧客確保に取り組む計画。

(注)High Bandwidth Memoryの略。複数のDRAMを垂直連結した高帯域幅メモリー。

(李海昌)

(韓国)

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