UAEがコスタリカおよびコロンビアとCEPA署名

(アラブ首長国連邦、コロンビア、コスタリカ)

ドバイ発

2024年04月24日

アラブ首長国連邦(UAE)はコスタリカと4月17日に、コロンビアと4月19日にそれぞれ包括的経済連携協定(CEPA)の署名をした。

UAEは非石油部門の貿易拡大を目標に掲げており、コスタリカとコロンビアともCEPAによって貿易がさらに拡大することを期待している。4月17日付外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよび4月19日付エミレーツ国営通信(WAM)の報道外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、UAEとコスタリカの2023年の非石油部門における貿易額は6,500万ドルを超え、2022年比で7%、2021年比で31%増加。コロンビアとの非石油部門における2国間貿易は、2023年には2022年比で43%増の5,310万ドルと、2021年の2倍以上になり過去最高を記録したという。

また、署名式に出席したUAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は「2031年までに非石油国の対外貿易を4兆ディルハム(約168兆5,200億円、1ディルハム=約42.13円)以上に拡大することを目指すUAEの対外貿易アプローチにとって、この協定は重要な貢献となる」と述べた。

UAEは日本含む103カ国までCEPAの締結対象を広げ、貿易総額のうち最大95%がカバーされることを目指しており(2023年11月27日記事参照)、今般のコスタリカとコロンビアをはじめ、今後もさらなるCEPA締結が拡大することが見込まれる。

(清水美香)

(アラブ首長国連邦、コロンビア、コスタリカ)

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