ジェトロ、米ハーバード大学のイノベーション施設と学生起業家向けイベント実施

(米国、日本)

イノベーション部スタートアップ課

2024年04月22日

ジェトロは3月29日、米国ハーバード大学のイノベーション施設ハーバードイノベーションラボラトリーズ(Hi)と連携し、ジェトロ(東京)のイノベーションガーデン(注1)で交流イベントを開催した。日本の起業家育成を目的とする「J-StarX」プログラムに参加した学生をはじめ、スタートアップや起業などに関心がある人々が参加した。

イベントは、ジェトロのサポートを受けながら「J-StarX」に参加した学生が主体となって運営する起業コミュニティー「J-StarStudent」の3回目の定期イベントとして開催された。「J-StarX」をフォローアップし、同プログラムに参加した学生の起業家精神を維持・向上することを目的としている。

イベントでは、2024年2月にジェトロが実施した「J-StarX 起業前学生マインドセットプログラム」北米コース(2024年3月28日記事参照)で訪問したHiのホルヘ・コルテル・ヘルスケア・ライフサイエンス部門シニアアドバイザーがゲスト講演を行った。同氏は3カ国と5つの産業で6社を創業したシリアルアントレプレナーで、ハーバード大学のほか、米国のマサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学でアントレプレナーシップ教育を行っている。同氏はそれらの経験を踏まえ、Hiの支援内容や、大学による起業支援の現状や成功要因、グローバルな起業のためのマインドセットなどを参加者に語った。

参加者からは、「資金調達をいつ、いくら、誰からするのかが大事で、目的を明確にしておこうというメッセージが印象に残った」「ハーバード大学の方とつながることができた。今後もこのつながりを大事にして頑張りたい」といった感想が寄せられた。

ジェトロは今後も国内外の学生起業家や支援機関などをゲストに招いたイベントを予定している(注2)。

写真 イベントの様子(ジェトロ撮影)

イベントの様子(ジェトロ撮影)

(注1)イノベーションガーデンは、最大70人を収容可能な「イベントエリア」と、コワーキングスペースとして利用可能な「オープンエリア」を複合するジェトロ東京本部内の施設。利用対象者や利用方法などはジェトロウェブサイト参照。

(注2)今後のイベントはジェトロ・スタートアップ課のフェイスブック外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで案内予定。

(鵜飼夏海)

(米国、日本)

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