現代自動車、営業利益が6四半期連続で3兆ウォン超え

(韓国)

ソウル発

2024年04月30日

韓国の現代自動車は4月25日、2024年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比7.6%増の40兆6,590億ウォン(約4兆4,725億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は2.3%減の3兆5,570億ウォン、当期純利益は1.3%減の3兆3,760億ウォンだった(添付資料表1参照)。

2024年第1四半期の世界市場での販売台数は前年同期比4.0%減の94万7,000台、内訳は国内販売が16.3%減の16万台、北米が2.0%増の24万1,000台、欧州が0.7%増の15万3,000台、インドが3.3%増の14万5,000台などだった(添付資料表2参照)。

なお、2023年第1四半期のエコカー〔ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)など〕の販売台数は15万4,000台だった。

現代自動車の2024年第1四半期の業績について、韓国の各メディアは、(1)販売台数は減少したものの、高付加価値車の販売が増加した、(2)ウォン安・ドル高による為替効果により、第1四半期の売上高としては過去最高を更新し、営業利益も2022年第4四半期(10~12月)以降、6期連続で3兆ウォンを超えたと報じた。

今後の業績について、現代自動車の関係者は「メーカー間の競争激化による販売関連費用の増加や、高金利、中東発の地政学リスクによる為替変動の拡大など、経営環境の不確実性が持続すると予想されるものの、主要海外市場の需要拡大により、持続的な販売成長が期待される」との展望を示した。

(李海昌)

(韓国)

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