BMWグループ、欧州IT部門強化でNTTデータ・ルーマニアと合弁会社設立
(ルーマニア、日本、ドイツ)
ブカレスト発
2024年03月13日
NTTデータ・ルーマニアとドイツ自動車大手BMWグループは3月5日、ルーマニアに合弁会社を設立することで合意したと発表した。
BMWグループは、NTTデータ・ルーマニアのアジャイルソフトウエア開発における長年の経験と、同社が有するルーマニアにおけるITコミュニティーとの強固なネットワークを生かし、グループ内のITグローバルネットワーク拡大を加速させる方針だ。
合弁会社はルーマニア北西部のクルージュ・ナポカに設立され、主にBMWグループの欧州内ITサポートおよび、製造、開発、人事、販売、金融サービス分野のITプロジェクトやイノベーションの推進を目的としている。
クルージュ・ナポカは、ブカレストと並んで科学技術のスタートアップやテクノロジー企業の集積がみられ、大学を中心としたエコシステムが形成されている。同市はNTTデータ・ルーマニアの本拠地でもあり、同社はセルビア支社を含め約2,000人を雇用し、東欧地域のハブとして機能している。
今回設立される合弁会社は、2024年末までに約250人のソフトウエア開発者を雇用する予定で、2027年までには従業員数を4桁に増やす計画だ。
(高崎早和香)
(ルーマニア、日本、ドイツ)
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