ジェトロ、姫路市中央卸売市場で水産・青果の輸出商談会を開催

ジェトロは1月20日、兵庫県姫路市と同市中央卸売市場（姫路市場）で輸出商談会を共催した。

商談会には、姫路市場から鮮魚、冷凍魚、加工品、フルーツなどを取り扱う事業者4社（水産物3社、青果物1社）と、国内の食品輸出商社8社（県内6社、県外2社）が参加した。

事業者からは、「認証などの海外事情を知ることができた」「国内商社の日本人バイヤーとの商談だったので、日本語でスムーズに商談ができた」との声があった。商社からは、「水産の知識が社内でも少ないので、水産のプロに直接話を聞けたのが大きかった」「珍しい食材の試食ができて良かった」「関西地域の市場とのつながりができて良かった」といった前向きな意見が聞かれた。商談に先立ち、水産物と青果物それぞれの朝ぜりと、2023年3月に新設されたばかりの姫路市場の施設見学会も行われ、活気のある商談会となった。

商談会の途中では、清元秀泰姫路市長が見学に訪れ、事業者と交流した。姫路市は、2023年10月にシンガポールで開催された日本食の展示会「Food Japan 2023」に出展するなど、播磨・姫路の食品輸出に力を入れている。

（橘典亨）