チリ初となる水素バスの国内製造を発表

(チリ)

サンティアゴ発

2024年01月04日

チリ政府は12月22日、水素を燃料として走行するバスを国内で初めて製造すると発表した。この官民連携プロジェクトは、チリにおけるグリーン水素の導入を促進するための研究開発政策の一環として、水素バスの設計からモデルの商用化のための検証に至るまで、そのすべての段階を国内で行うことを想定している。

これらの動きを主導するのは、チリの電力大手コルブン、英国の鉱業大手アングロ・アメリカン、チリ発スタートアップのリボーン・エレクトリック・モーターズの3社で構成される企業グループで、産業振興公社(CORFO)による支援も受けている。出資額は75万5,000ドルで、コルブン、アングロ・アメリカン、CORFOが出資し、製造はリボーン・エレクトリック・モーターズが担う。

製造予定の水素バスの車両は、長さ8.5メートル、幅2.4メートル、高さ3.4メートルで、定員24人、航続距離は450キロ、最高速度は時速90キロ。燃料貯蔵タンクの容量は約20キログラム。運行の開始は、2025年上半期を予定している。

本水素バスは、まずは公共交通機関の路線での試験的な運行を行った後、街中などの日常的な環境で利用されることが想定されているが、将来的には、チリ国内の鉱山などの環境への導入が目標となっている。加えて、教育機関への技術移転を通じて、水素バスの製造や導入を検討するための作業計画が策定される予定となっている。これにより、チリにおける水素バスにかかる技術への早期アクセスを可能にするとともに、そのサプライヤーを増やすことが期待されている。

(岡戸美澪)

(チリ)

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