産業財産庁、世界知的所有権機関のデータベースに商標データの提供開始

(ブラジル)

サンパウロ発

2024年01月15日

ブラジル産業財産庁(INPI)は1月11日、世界知的所有権機関(WIPO)のグローバル・ブランド・データベース(GBD)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにINPIの商標データの提供を開始したことを公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。今回のGBDへのデータ提供開始は、国際的な知的財産協定などへの参加を進め、産業財産の国際的な制度においてブラジルの地位を確立するというINPI戦略計画2023-2026PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)の戦略目標に沿ったものである。

GBDには、日本、米国、インドをはじめとした国やWIPOなどの機関が保有する76のデータソースから提供された商標、原産地名称や国の紋章など6,300万件以上のデータが蓄積されており、INPIは1901年以降の500万件以上の商標データをGBDに提供する。また、今後INPIに出願される商標ついては、商標登録出願の公開後に当該商標のデータやステータスが、週単位でGBDに提供される。

GBDでは、各データソースから提供された商標などのデータを一括して検索することができる。ブラジルINPIの商標データがGBDに提供されることにより、ブラジルへの展開も見据えたブランド戦略構築にGBDを活用することが期待される。

(安田勇太)

(ブラジル)

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